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【通貨】豪ドル週間見通し:上げ渋りか、9月雇用統計などに注目


■弱含み、米豪金利差拡大を想定した豪ドル売りも

今週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)の小幅利上げ転換に対して、米連邦準備制度理事会(FRB)の連続大幅利上げ観測が高まる状況に、米豪金利差の拡大を想定した豪ドル売り・米ドル買いが活発となった。一方、日本銀行による大規模金融緩和の継続による幅広い円売りも観測されており、リスク回避的な豪ドル売り・円買いはやや縮小した。取引レンジ:90円85銭-93円55銭。

■上げ渋りか、9月雇用統計などに注目

来週の豪ドル・円は上げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)の10月理事会議事要旨では、政策金利の引き上げを0.25ポイント幅に縮小した理由や、「さらなる上昇を見込む」とする今後の利上げ姿勢などが注目されるが、豪ドル買いにつながるような記述は少ないとみられる。ただ、豪準備銀行は「労働市場は逼迫」、「今後数カ月で失業率が一段と低下」との見方を維持しており、9月雇用統計の発表が期待される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:豪準備銀行10月理事会議事要旨
・20日:9月雇用統計(8月:失業率3.5%、雇用者数増減+3.35万人)

予想レンジ:90円00銭-94円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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