市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:マニー、コスモス薬品、ソースネクス

マニー <日足> 「株探」多機能チャートより
■マニー <7730>  2,102円  +304 円 (+16.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 マニー<7730>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は11日取引終了後、23年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比15.2%増の71億円としていることや、年間配当計画を前期比3円増配の33円としていることが好感されているようだ。売上高は同14.6%増の234億円を見込む。デンタル関連製品は中国とインドをはじめとする新興国市場での拡販活動によるダイヤバーの増加を予想しているほか、前期に大幅伸長したアイレス針関連製品についても引き続き新型コロナウイルスからの需要回復により売り上げが増えるとみている。

■コスモス薬品 <3349>  15,230円  +810 円 (+5.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 11日に決算を発表。「6-8月期(1Q)経常は3%増益で着地」が好感された。
 コスモス薬品 <3349> [東証P] が10月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比3.5%増の96.2億円に伸び、6-11月期(上期)計画の164億円に対する進捗率は58.6%となり、5年平均の57.3%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒コスモス薬品の詳しい業績推移表を見る

■ソースネクスト <4344>  284円  +10 円 (+3.7%)  11:30現在
 ソースネクスト<4344>は大幅高で4日続伸している。午前10時ごろ、子会社ポケトークが、新製品「ポケトーク同時通訳」を今冬に発売すると発表しており、これが好材料視されている。同製品は、リモート会議システムで話したことが翻訳され、画面上に字幕表示できる「ポケトーク字幕」が進化した製品で、字幕だけではなく同時通訳のように、相手の話す言語をリアルタイムで音声と字幕で理解できるようになるサービス。リアルタイムの翻訳音声発話により、専属の同時通訳者がいるかのように円滑なコミュニケーションを実現することができるようになり、オンラインだけでなく対面でも利用できるとしている。

■東映アニメーション <4816>  12,740円  +130 円 (+1.0%)  11:30現在
 東映アニメーション<4816>が3日ぶりに反発している。SBI証券が11日付で投資判断を新規「買い」、目標株価1万5670円でカバレッジを開始したことが好材料視されているようだ。同証券では、同社は豊富な自社IPを活用した高収益のライセンスビジネスを展開しており、今後も収益は拡大傾向にあると評価。23年3月期は劇場映画「ドラゴンボール超」(22年6月公開)、「ONE PIECE FILM RED」(22年8月公開)、「SLAM DUNK」(22年12月公開予定)と大型3作品が公開し、トリプルカタリストの到来と考えており、収益モメンタムは強まると指摘している。一方で、これら劇場作品の2次利用(映像配信、ゲーム化、グッズ販売)は通常、映画公開終了から半年後以降に本格化することが多く、24年3月期は大型劇場作品の減少による減収を予想するが、2次利用のプラス効果がある程度期待できるとしている。

■パンパシHD <7532>  2,649円  +24 円 (+0.9%)  11:30現在
 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>は小反発。11日の取引終了後に発表した月度の月別販売高で、9月既存店売上高が前年同月比2.8%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同1.1%減となったものの、客単価は同3.9%増と引き続き堅調に推移した。秋の行楽や旅行需要が発生しアウトドアやレジャー用品、カバン・バッグ、化粧品のほか、玩具やゲームの売り上げも寄与した。また、節約志向の高まりで酒類や菓子類、グロサリー(加工食品や一般食品)、紙製品、洗剤などのまとめ買いも増えた。

■ライフコーポレーション <8194>  2,327円  -213 円 (-8.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 ライフコーポレーション<8194>は急落。20年3月以来、およそ2年7カ月ぶりの安値水準に沈んだ。11日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想を修正したと発表した。純利益を155億円から115億円(前期比24.4%減)に下方修正したことなどを嫌気した売りが膨らんだ。エネルギー価格や原材料価格が想定を上回って上昇したことに伴う影響を反映した。

■コーテクHD <3635>  2,164円  -185 円 (-7.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 コーエーテクモホールディングス<3635>が急落している。11日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が320億円から345億円(前年同期比7.3%減)へ、営業利益が130億円から175億円(同6.6%増)へ上振れ、減益予想から一転して営業増益となったようだと発表したが、第1四半期決算で上期の上方修正は想定されていただけに、材料出尽くし感から売られているようだ。業績上振れは、パッケージゲーム分野で新作タイトルが好調だったことに加え、ダウンロードを中心に前期までに発売したタイトルのリピート販売が計画を上回ったことが牽引した。また、オンライン・モバイル分野で運営中の自社開発タイトル、IP許諾タイトルがともに安定して推移したことや、外注加工費、広告宣伝費が計画を下回ったことも寄与した。なお、最終利益は120億円(同33.9%減)の従来見通しを据え置いている。

■リソー教育 <4714>  302円  -20 円 (-6.2%)  11:30現在  東証プライム 下落率6位
 11日に決算を発表。「上期経常が25%減益で着地・6-8月期も11%減益」が嫌気された。
 リソー教育 <4714> [東証P] が10月11日大引け後(15:30)に決算を発表。23年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比24.7%減の10.3億円に減り、通期計画の37億円に対する進捗率は27.9%にとどまり、5年平均の40.0%も下回った。
  ⇒⇒リソー教育の詳しい業績推移表を見る

■レーザーテック <6920>  16,085円  -960 円 (-5.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率7位
 レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株が安い。レーザーテクは前日に比べ5%を超す下げとなっている。前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%超安と連日の下落を演じた。業績悪化懸念に加え中国への半導体輸出の規制強化の動きなどが警戒されている。13日に決算発表を予定している台湾積体電路製造(TSMC)ADR<TSM>が大幅安となるなか、日本の半導体関連株へも売りが波及している。

■ローツェ <6323>  7,140円  -330 円 (-4.4%)  11:30現在
 ローツェ<6323>は3日続落。11日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想を修正したと発表した。純利益は181億6500万円から227億9300万円(前期比77.7%増)に上方修正した。半導体関連装置における受注状況や為替変動の影響などを反映させ、大幅な最終増益を見込む。ただ米国のバイデン政権が半導体分野での中国への輸出規制を強化する姿勢をみせるなか、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前日に2%を超す下げとなった。半導体関連企業の業績に対する警戒感は根強く、同社株にも売りが膨らんだ。

■サクセスH <4833>  165円  +50 円 (+43.5%) ストップ高   11:30現在
 Success Holders<4833>がストップ高の165円に買われている。11日の取引終了後、新事業としてITを中心としたコンサルティング事業を開始したと発表しており、好材料視されている。新事業では全国の中堅中小企業に対して、事業戦略や営業戦略などの攻めの領域から、内部統制構築やガバナンス強化などの守りの領域までの分野で、ITに関する課題解決を中心に、提案から実行までハンズオンで実施する顧客伴走型のスタイルでサービスを提供する。また、国内大手企業に対しては、特にIT領域に特化したコンサルティングサービスを提供するとしている。

■トランスジェニック <2342>  353円  +46 円 (+15.0%)  11:30現在
 トランスジェニック<2342>が急反騰している。同社は11日、開発したTTRエクソンヒト化マウスについて、23年中の販売開始を目指して農林水産省へのカルタヘナ申請(第2種使用等拡散防止措置確認申請)手続きを進めると発表しており、これが好材料視されている。TTR遺伝子は、その変異により産生される変異TTRタンパクがアミロイドとして沈着し、優性遺伝病である家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)を発症させる一方、正常なTTRタンパクの沈着によっても老人性全身性アミロイドーシス(SSA)が発症する。同社のTTRエクソンヒト化マウスは、これらの当該遺伝子を起因とする疾患の治療法の開発・検証に極めて有用と考えられており、TTRを起因とする疾患の治療法の開発・検証を行っている研究機関・研究者に対して今後、より幅広く提供するためにカルタヘナ申請手続きを進めることにしたという。なお、同件による23年3月期業績への影響は軽微としている。

■ディア・ライフ <3245>  600円  +62 円 (+11.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ディア・ライフ<3245>は急伸。11日の取引終了後、集計中の22年9月期の連結業績について、純利益が32億円から41億1600万円(前の期比53.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入している。あわせて非開示としていた売上高は519億6300万円(同97.1%増)、営業利益は57億6900万円(同43.7%増)になったようだと発表した。昨年10月に子会社化したアイディグループの業績が寄与したほか、良好な不動産市況や世界的な金融緩和を背景に自社開発の都市型マンションや収益不動産の販売が想定以上に好調に推移し最高益を計上する見通し。これに伴い、従来34円としていた期末一括配当を42円(前の期30円)に増額すると発表した。

■アークコア <3384>  481円  +18 円 (+3.9%)  11:30現在
 アークコア<3384>が大幅反発している。11日の取引終了後、23年2月期の単独業績予想について、売上高を33億9800万円から47億1900万円(前期比38.9%増)へ、営業利益を1億200万円から2億5900万円(同2.2倍)へ、最終利益を8900万円から3億8100万円(前期3200万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。バイク事業が好調に推移し、上期業績が想定を大きく上回ったことが要因としている。また、フィットネス事業の営業店舗について、退店要請を受けて該当する店舗の営業を終了することに伴い、受取補償金2億600万円を特別利益として計上することも寄与する。同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高27億6800万円(前年同期比52.0%増)、営業利益2億600万円(同2.4倍)、最終利益2億1800万円(同2.8倍)だった。

■ハブ <3030>  660円  +16 円 (+2.5%)  11:30現在
 ハブ<3030>はしっかり。11日取引終了後、一部商品の価格改定を実施すると発表した。仕入価格の上昇による飲食業界への悪影響が指摘されるなか、値上げによる業績下支え効果を期待した買いが入っているようだ。同社は足もとの物価高を受け、11月1日に英国風パブの「HUB」と「82」の全店舗を対象に、約5%の値上げに踏み切るとしている。

●ストップ高銘柄
 C&Gシステムズ <6633>  372円  +80 円 (+27.4%) ストップ高   11:30現在
 ぷらっとホーム <6836>  871円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在
 ロブテックス <5969>  2,698円  0 円 (0.0%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 アースインフィニティ <7692>  4,100円  -700 円 (-14.6%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均