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【材料】東エレクは全体相場に逆行安、半導体製造装置関連株の収益環境に逆風続く

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
 東京エレクトロン<8035>は全般相場が大きく買い優勢に傾くなか、売り優勢の展開を強いられ連日の年初来安値更新。一時期は半導体需給の逼迫が取り沙汰されたが、これには国家安全保障の観点からサプライチェーンリスクを回避するため米国や中国が過剰に在庫を積み上げた背景があった。いわば仮需であり、足もとではその反動が出ている。また、コロナ禍での巣ごもり特需の反動や、世界的な景気減速に伴う電子機器需要の減退なども半導体市況の軟化につながっている。つれて大手半導体メーカーの半導体設備投資意欲も低下しており、半導体製造装置関連企業の収益環境には逆風となっている。半導体製造装置国内トップの同社株はその象徴ともいえ、機関投資家の持ち高調整の売りが依然として続いているもようだ。

出所:MINKABU PRESS

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