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【市況】【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─市場崩落にツレ安の中小型・有望株を仕込む!

株式アドバイザー 北浜流一郎

「市場崩落にツレ安の中小型・有望株を仕込む!」

●天の声に市場は過敏反応も、逆張りに動く積極派投資家

 天の声が下った。「天」とは、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のこと。20~21日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)で0.75%の金利引き上げを宣告したのはご承知の通りだ。それを受けての米国市場、そして東京市場の下げも……。

 正直、私は0.75%の利上げが決まれば、市場は目先の気掛かり材料消滅で反発する――こう想定していたのだが、裏切られた形となった。

 原因はパウエル議長の記者会見での発言だ。議長は「金利の引き上げと経済の減速、雇用情勢の軟化は国民生活に痛みをもたらすだろう。しかし、インフレを抑制できなければ、将来もっと厳しい状況に陥りかねない。その時の痛みに比べれば、目先のそれは問題ではない」――こんなことを言ったのだ。

 そのココロは? もちろん、「インフレ抑制は徹底的にやる」「私はインフレファイターになっている」ということ。

 市場はさすがに驚き、改めて株を売り直した格好であり、ほとんどの株が大きく売り込まれてしまった。

 しかし……こんな風に米国の金融政策の変更などにより市場が大きく下げた場合は、後日に振り返ると、市場が過敏に反応した場面だったと判明することが多い。

 それに、東京市場の場合、市場が大きく下げると大抵、個人の積極派投資家たちが逆張りの買いを入れてくる。

 大暴落の時にその対象になるのは、ソニーグループ <6758> [東証P]やトヨタ自動車 <7203> [東証P]などの「潰れそうにない」銘柄になる。しかし、現在のようにインフレ抑制のためのシナリオが紹介された上での利上げによる下げは、一時的なものとなる。

 しかも、前述したように、積極派の個人投資家の存在は大きく、彼らは現在のような状況なら、中小型株に投資するだろう。その方が株価の戻りが早く、投資効率がよくなるからであり、ごく当然の考え方と投資手法であるといえよう。

●見逃すな!好実態の中小型株の押し

 そこで、ここでのターゲット銘柄は、収益好調、好材料などがあるにも関わらず、市場の急落に巻き込まれた中小型株になる。

 具体的には、まずはエアトリ <6191> [東証P]になる。航空券予約サイト「エアトリ」を運営しているが、コロナ禍が直撃し収益低迷に苦しんでいた。しかし、いまは状況が好転しつつある。 インバウンドが再開・回復するからだ。株価は軽い押し目を入れているところ。魅力的だ。

 同じくインバウンド関連株になるが、ホテルや旅館など宿泊施設向け予約管理システムに強い、手間いらず <2477> [東証P]の株価も押している。当然、見逃せない。

 遊休不動産の活用に強いアズーム <3496> [東証G]も下げてしまっている。空き駐車場の借り上げを積極的に進めているし、月極め駐車場紹介サイト「カーパーキング」の運営も順調であり、株価の蘇生確率は高いと見てよい。

 電子チケット、eギフト発券サービスで先行するギフティ <4449> [東証P]も失速してしまった。しかし、ビジネスモデルが優れているため、蘇生は早いだろう。

 アマゾン・ドット・コム<AMZN>との提携が話題になり、一時株価が急騰したものの、たちまち忘れられてしまった格好になっているアイスタイル <3660> [東証P]も、現在の水準なら安全度は高い。

 自動車業界に特化したWeb情報サービスで知られるマークラインズ <3901> [東証P]も、今後、自動車生産が正常化する見込みであることを考えると、株価の一服局面は狙いどころといえる。

 イオングループ企業である、イオンファンタジー <4343> [東証P]も、イオンモール中心に展開するアミューズメント施設が好調で、株価は年末に向けて続伸する確率が高いとみる。

 最後に中堅株に目を向けておくと、マツキヨココカラ&カンパニー <3088> [東証P]がある。これから年末にかけて何かと世話になるドラッグストア。株価は今回の市場全体の下げにもまったく動じることなく、高値をキープした。今後もこの市場暴風への抵抗力の強さに期待だ。

2022年9月22日 記

株探ニュース


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