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【市況】米国株見通し:弱含みか、アップルの増産計画見直しを嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      3,624.70(-22.6)
ナスダック100先物  11,169.70(-102.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は150ドル安。長期金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


27日の主要3指数はまちまち。ナスダックは6日ぶりにプラスへ浮上したが、ダウは125ドル安の29134ドルと3日連続で年初来安値を更新し、約2年ぶりの安値圏に沈んだ。この日発表された耐久財受注は弱いながらも予想ほど悪化せず、消費者信頼感指数は想定を上回り、過度な減速懸念は一服。割安感の生じた銘柄を中心とした買戻しが相場を支えた。ただ、金融引き締め長期化の思惑で金利高に振れ、指数の上昇を抑えた。


本日は弱含みか。財政懸念の英国で市場の動揺がみられ、警戒感が広がりやすい。投資家の不安心理を示すVIX指数の上昇で全般的に買いづらい展開となりそうだ。連邦準備制度理事会(FRB)当局者は景気よりもインフレ抑制を優先させる方針に変わりはなく、金利先高観から前日買い戻されたハイテクを中心に売られやすい地合いが見込まれる。特にアップルは新型iPhoneの増産計画を見直すと報じられ、下げを主導する可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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