【特集】「MICE」が11位に急浮上、インバウンドに絡み注目度上昇<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 インバウンド
2 円安メリット
3 旅行
4 メタバース
5 防衛
6 TOPIXコア30
7 半導体
8 地方銀行
9 パワー半導体
10 リチウムイオン電池
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「MICE」が11位となっている。
岸田首相は前週22日、訪問先の米ニューヨークで記者会見を行い、新型コロナウイルスの水際対策を10月11日から緩和することを表明した。株式市場では、日本を訪れる外国人観光客が再び増加するとの期待からインバウンド関連が脚光を浴びており、関連銘柄を物色する動きが強まっている。こうしたなか、インバウンドに絡み「MICE」への注目度がここ急速に上昇している。
MICEとは、企業の会議(Meeting)、報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会やイベント(Exhibition/Event)の頭文字をとった造語。MICEの開催は、来日した多くの海外参加者が比較的長期にわたって滞在することから、大きな経済波及効果を生むとされている。宿泊や飲食、観光など幅広い分野に恩恵が及ぶことが見込まれ、インバウンド需要の拡大を後押しするものとして期待されている。
関連銘柄としては、翻訳センター<2483>やTAKARA & COMPANY<7921>といった翻訳ビジネス関連をはじめ、リゾートトラスト<4681>などのホテル株や貸会議室大手のティーケーピー<3479>などに注目。このほか、イベント関連の乃村工藝社<9716>、丹青社<9743>などもマークしておきたい。
出所:MINKABU PRESS