【特集】「健康・機能性食品」が23位にランクイン、コロナ禍で健康への関心が高まる<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 メタバース
2 半導体
3 パワー半導体
4 防衛
5 2022年のIPO
6 脱炭素
7 中古車
8 水素
9 海運
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「健康・機能性食品」が23位にランクインしている。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で健康への関心が高まるなか、「健康・機能性食品」への注目が集まっていることが背景にあるようだ。特に、テレビCMやパッケージなどで明確に機能が伝わり、目的に応じて商品を選ぶことができる機能性表示食品の人気が高まっているという。
機能性表示食品とは、企業が機能性や安全性の科学的根拠を示すデータを消費者庁に提出すれば、企業の責任で機能性を表示することができる商品。国が個別に審査を行い、安全性や機能性が認められた食品である特定保健用食品(トクホ)よりもハードルが低く、企業の参入が相次いでいることも人気の高まりに貢献している。
最近では特にヤクルト本社<2267>の「ヤクルト1000」の販売好調が話題になっており、同社では第1四半期(4~6月)決算発表時に、宅配専用の「ヤクルト1000」の今期の販売計画を1日145万本から180万本に、量販店向けの「Y1000」を同31万本から41万本に見直した。ヤクルト1000は今秋以降に増産を、Y1000は年内に追加増産をそれぞれ計画していることから、更に上振れの可能性もある。
また、13日付の日本経済新聞朝刊で「サントリーはノンアルコールのビール風飲料で、機能性表示食品の『からだを想うオールフリー』の生産能力を4割増やす」と報じられるなど、他にも機能性表示食品の人気の高さがうかがえる話題は多い。健康・機能性食品への関心も続くとみられ、関連銘柄への根強い注目も続きそうだ。なお、この日の関連銘柄の動きでは、ライフドリンク カンパニー<2585>、ジェイフロンティア<2934>などが高く、カネカ<4118>、大阪ソーダ<4046>などもしっかり。
出所:MINKABU PRESS