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【通貨】来週の為替相場見通し=FOMC議事録の内容などに関心

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週にかけての外国為替市場のドル円相場は、17日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や米小売売上高などに左右されそうだ。予想レンジは1ドル=132円20~134円20銭。

 今週は10日発表の米7月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回りインフレ懸念が後退し、ドルは一時132円割れまで下落する場面があった。この米7月CPIを受け、NYダウなど株式市場が急上昇する一方、米長期金利は底堅い動きが続くなど、株式市場と債券市場で温度差があることも話題となった。依然として米連邦準備制度理事会(FRB)高官からはタカ派色が濃い発言が出ており、ドルは堅調な展開も予想される。そんななか、17日の7月開催分FOMC議事録と米7月小売売上高に対する市場の反応は今後の相場のトレンドを左右しそうだ。また、来週は15日に中国7月工業生産、米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に米7月住宅着工件数、18日に米7月中古住宅販売件数などが公表される。国内では15日に4~6月期国内総生産(GDP)速報値、17日に7月貿易収支、19日に7月CPIの発表が予定されている。




出所:MINKABU PRESS

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