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【市況】米国株見通し:上げ渋りか、FRB当局者のタカ派姿勢で

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,214.80(+7.5)
ナスダック100先物  13,327.40(+35.4)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は40ドル高。原油相場は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


11日の主要3指数はまちまち。序盤の堅調地合いを維持できずS&Pとナスダックはマイナスに沈み、ダウは上げ幅縮小で27ドル高の33336ドルで取引を終えた。この日発表された生産者物価指数(PPI)は予想を下回り、前日の消費者物価指数(CPI)に続きインフレ鈍化を示した。連邦準備制度理事会(FRB)による過度な引き締めへの警戒は後退し、寄り付きから買いが先行。ただ、金利高でハイテク関連が売られ指数を下押しした。


本日は上げ渋りか。今週発表されたインフレ指標の低調な内容でピークアウトの思惑から、全般的に買いが入りやすい。また、今晩のミシガン大学消費者態度指数(速報値)は前回を小幅ながら上回ると予想され、根強いリセッション懸念を弱める見通し。期待インフレ指数が低下すれば、FRBによる金融引き締めへの警戒をさらに和らげ、株買い要因に。ただ、当局者はタカ派姿勢を緩めておらず、金利高が続けば指数の重石になるとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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