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【材料】<動意株・10日>(大引け)=浜ゴム、東洋エンジ、新田ゼラチンなど(その2)

マクロミル <日足> 「株探」多機能チャートより
 マクロミル<3978>=物色人気でストップ高。同社はネットを活用したマーケティング・リサーチにおいて国内外で高い実績を持っている。9日取引終了後に発表した22年6月期決算は営業利益が前の期比8%増の58億1400万円と好調だった。また特筆されるのはトップラインの伸びで、同15%増の498億1000万円と2ケタ伸長を果たし過去最高を更新している。オンライン調査の需要が高水準で国内、韓国ともに想定を上回り業績を押し上げている。23年6月期営業利益も前期比13%増の65億5000万円を見込んでおり、業績成長トレンドに陰りがみられないことで、これを材料視する買いが集中した。

 ヨネックス<7906>=ストップ高。同社はスポーツ用品の大手でバドミントンの商品シェアが高い。新型コロナウイルスの影響が一巡し、バドミントン用具の需要回復が収益を押し上げている。9日取引終了後に23年3月期上期(22年4~9月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の38億円から60億円(前年同期比43%増)に大幅増額した。あわせて通期営業利益予想についても同利益を77億円から92億円(前期比37%増)に増額しており、連続のピーク利益大幅更新となることで、これを材料視する買いが集中した。中国の都市封鎖による影響については、解除後に想定以上の回復を示したことから収益へのダメージはわずかにとどまった。株価は7月11日に1320円の年初来高値をつけてからは調整を強いられたものの、押し目買い需要は旺盛で下値が堅く、株式需給面でも信用買い残が枯れ切った状態で上値の軽さが意識されている。

 リゾートトラスト<4681>=年初来高値更新。9日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.7倍の25億1000万円と急拡大した。同社は会員制リゾートホテルのトップ企業で健康診断などのメディカル事業も手掛けるが、ホテル、メディカルの会員権販売がいずれも好調で業績を押し上げている。リベンジ消費で会員制リゾートホテルの宿泊需要はコロナ前を超えており、収益環境に吹く追い風が想定以上に強い。これを評価する形で投資資金が流入している。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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