【市況】東京株式(前引け)=反発、押し目買い優勢も上値重い展開
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株上昇を受け、総じて買い優勢の展開となった。日経平均は前日に300円以上の下落をみせていたことで、目先値ごろ感からの押し目買いが入り反発した。ただ、あすにオプションSQ算出を控えるほか、ETF分配金捻出に伴う売りも想定され、上値を積極的に買い進む動きもみられなかった。グロース株の一角が買い戻される一方、これまで買われてきた個人消費関連株に安いものが目立つ。日経平均は2万6000円台前半で売り物をこなす動きに終始し、前引けは200円弱の上昇にとどまった。
個別ではプライム市場で断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が堅調、トヨタ自動車<7203>もしっかり。イオン<8267>が商いを伴い大幅高に買われたほか、ブイキューブ<3681>も物色人気。キーエンス<6861>も上昇した。わらべや日洋ホールディングス<2918>がストップ高に買われ、横浜ゴム<5101>などの上げ足も目立つ。半面、任天堂<7974>が安く、オリエンタルランド<4661>も売りが優勢。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も大きく値を下げた。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が急落、KLab<3656>も大幅安。ラウンドワン<4680>なども大きく売られた。
出所:MINKABU PRESS