【特集】「不動産関連」が12位にランク、インフレ耐性評価で見直し機運<注目テーマ>
三井不 <日足> 「株探」多機能チャートより
1 メタバース
2 猛暑
3 水ビジネス
4 半導体
5 ディフェンシブ
6 サマーストック
7 防衛
8 再生可能エネルギー
9 円安メリット
10 原子力発電
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「不動産関連」が12位となっている。
不動産関連株が堅調な値動きとなっている。三井不動産<8801>は6月に一時2年4カ月ぶりに3000円台を回復したほか、三菱地所<8802>や住友不動産<8830>も堅調に推移。東急不動産ホールディングス<3289>や野村不動産ホールディングス<3231>も上昇基調となっている。
米国を中心に物価上昇機運が強まるなか、不動産株はインフレ耐性のあるセクターとして見直し買いが流入している。三井不の23年3月期連結営業利益は前期比22.5%増の3000億円と3期ぶりに最高益を更新する見込み。経済再開(リオープン)に伴うオフィスビルや商業施設の回復も期待されている。国税庁が1日発表した路線価の全国平均が2年ぶりに上昇したことも追い風だ。ロードスターキャピタル<3482>やサンフロンティア不動産<8934>、スターツコーポレーション<8850>、タカラレーベン<8897>なども注目されている。
出所:MINKABU PRESS