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【市況】NY株式:NYダウ550ドル安、月末・四半期末の調整売りが重し

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は続落。ダウ平均は550.46ドル安の34678.35ドル、ナスダックは221.75ポイント安の14220.52で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が注視しているコアPCE価格指数の2月分が1983年来で最大の伸びを記録する高インフレを警戒し、寄り付き後、下落。さらに、ロシアによるウクライナ攻撃の勢いは弱まらず、停戦期待が後退したほか、景気後退入り懸念も浮上し、終日軟調に推移した。引けにかけ、月末、四半期末絡みの調整売りに下げ幅をさらに拡大。セクタ?別では銀行、耐久消費財・アパレルの下落が目立った。

会員制倉庫型卸売り小売りのBJ'sホールセール・クラブ・ホールディングス(BJ)はメンバーを対象とした無制限の食料雑貨の同日配達サービス拡大を開始し、上昇。一方、小売りドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は四半期決算の内容が予想を上回ったものの、新型コロナワクチンや検査の需要が鈍化傾向にあり、見通しを据え置いたことが失望感に繋がり、下落した。また、コンピューターメーカーのHPやデルテクノロジー、半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はアナリストの投資判断引き下げでそれぞれ下落。オンラインの小売りアマゾン(AMZN)はアラバマ州とニューヨーク州スタテンアイランドの物量拠点で労働組合設立の是非を問う採決が開始され、警戒感から売られた。

ゲーム販売のゲームストップ(GME)は取引終了後、株式分割計画を発表したため時間外取引で、急伸している。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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