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【材料】日精線は大幅反発、22年3月期業績及び配当予想の上方修正と自社株の消却を好感

日精線 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本精線<5659>は大幅反発している。30日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を420億円から446億円(前期比30.8%増)へ、営業利益を42億円から46億5000万円(同95.4%増)へ、純利益を29億4000万円から32億円(同75.3%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を100円から110円へ引き上げたことが好感されている。

 ステンレス鋼線の販売数量が堅調に推移しているほか、ニッケルをはじめとする資源価格が高騰していることが寄与する。また、半導体関連業界向け超精密ガスフィルターや太陽光発電パネルなどの製造プロセスで使用される極細線に代表される高機能・独自製品の販売が伸びたことも利益を押し上げる。なお、年間配当予想は210円(前期110円)になる予定だ。

 同時に自社株23万9255株(発行済み株数の3.69%)を4月20日付で消却すると発表したことも好材料視されている。消却後の発行済み株数は625万3038株となる。

出所:MINKABU PRESS

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