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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):FPG、フェローテク、レーザーテク

FPG <日足> 「株探」多機能チャートより
■FPG <7148>  800円  +48 円 (+6.4%)  本日終値
 FPG<7148>が大幅続伸。29日の取引終了後、海上輸送用コンテナを対象とした総額約376億円のリースファンドを組成したと発表しており、これが好材料視された。対象となる海上輸送コンテナ数は6万500個となり、同社がこれまでに組成した海上輸送用コンテナのリースファンド事業のなかでは過去最大規模の案件で、かつ業界でも類をみない大型案件という。なお、同件による22年9月期業績予想の変更はないとしている。

■GMO-PG <3769>  12,820円  +570 円 (+4.7%)  本日終値
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>が大幅続伸。29日の取引終了後、金融機関口座からの引き落としでECの支払いができる「口座直結決済」を9月下旬に提供開始すると発表しており、これが好材料視された。「口座直結決済」は、消費者がEC決済時に口座情報の入力と認証を行うだけで、購入代金を消費者の口座から直接かつ即時に引き落とす決済サービス。消費者は現金感覚の支払いができる一方、EC事業者は各金融機関と個別に契約・接続することなく、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、横浜銀行など100を超える金融機関の口座引き落としによる支払いを提供することが可能になるとしている。

■フェローテク <6890>  2,774円  +88 円 (+3.3%)  本日終値
 フェローテックホールディングス<6890>が続伸。東京証券取引所が29日の取引終了後、同社株を30日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入ったようだ。また、日本証券金融も30日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■チェンジ <3962>  1,966円  +60 円 (+3.2%)  本日終値
 チェンジ<3962>が続伸。29日の取引終了後、オフィス及び病院における働き方や施設活用の最適化に向けて、屋内位置情報を活用した調査・コンサルティングサービスの提供を4月に開始すると発表しており、これが好材料視された。屋内位置情報技術を活用したソリューションを持つ子会社ビーキャップと連携し、スペース活用状況の可視化やスペース活用の最適化に向けたコンサルティング、ワークプレイス活用によるコスト最適化に向けたコンサルティングなどを提供するという。

■C&R <4763>  2,044円  +59 円 (+3.0%)  本日終値
 クリーク・アンド・リバー社<4763>の上値追いが止まらない。きょうも全体相場が大きく売られるなかで強さを発揮、上げ幅こそ小さいものの遂に10連騰を記録した。映像やゲーム、Webコンテンツなどの制作代行事業のほか、クリエーターの派遣なども行う。VR分野の知見に優れ、会社側ではメタバース事業への参入に虎視眈々だ。その先がけとなるのが、建築士及び工務店と注文住宅を建てたい人の双方をVR空間で結びつけるVR住宅展示場で、昨年12月に開設し好評を博している。また、VR/NFTアーティスト・せきぐちあいみと専属契約を結んでいることからも分かるように、Web3分野への展開を模索する段階にある。22年2月期営業利益は従来予想を増額し前期比39%増の34億円を見込むなど業績も好調だ。なお、トップラインは今期で12期連続の増収となる見通し。

■レーザーテック <6920>  21,140円  +610 円 (+3.0%)  本日終値
 レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が上値指向を続けている。今週に入って米長期金利の上昇に一服感がでており、これが半導体セクターをはじめハイテク株への買い戻しを誘発している。前日の米国株市場では半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が買いを集めたほか、エヌビディア<NVDA>、インテル<INTC>なども高く、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2%を超える上昇で、中長期波動の強弱を示す分水嶺である75日移動平均線を上回った。東京市場でもこの流れが波及する形で半導体セクターの主力株に物色の矛先が向いている。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,632円  +128 円 (+2.3%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>は続伸、強弱観対立のなかも目先は買いが優勢。ここ米国株市場でグロース株が買い戻される流れにあり、ナスダック総合株価指数の戻り足が顕著となっている。これが米ハイテク株に積極投資する同社にとって追い風材料となり、底入れ反転の動きにつながった。前日までの9営業日で株価を1200円以上切り上げている。ただ、5500円近辺は滞留出来高が突出して多いゾーンで、個人投資家などのヤレヤレ売りが出やすい水準ということもあって上値が重い。一方、信用買い残は急速に整理が進捗している。直近25日現在で1400万株まで減少しており、これは昨年5月下旬以来の低水準。信用買い残の減少は需給面で今後の株価にプラス材料となる。

■イマジカG <6879>  715円  +16 円 (+2.3%)  本日終値
 IMAGICA GROUP<6879>が3日ぶりに反発。29日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を770億円から800億円(前期比7.8%減)へ、営業利益を20億円から28億円(前期10億8400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。懸念していたオミクロン株による業績への影響が軽微であり、国内・海外ともに動画配信事業者向けのE2Eサービスが引き続き好調に推移していることに加えて、音楽ライブ収録やCM制作の受注が好調なことが牽引する。また、映像制作サービス事業における構造改革の効果など固定費抑制も寄与する。なお、のれんや固定資産の減損損失を計上することにより、最終利益は25億円から18億円(前期比47.9%減)へ下方修正した。

■BASE <4477>  452円  +4 円 (+0.9%)  本日終値
 BASE<4477>が続伸。29日の取引終了後、運営するネットショップ作成サービス「BASE」で、ショップの売上規模が大きくなっても使いやすい新料金体系「グロースプラン」を4月18日から提供すると発表。「グロースプラン」は、決済手数料2.9%と月額サービス利用料5980円のプラン。月額費用がある一方で決済手数料を従来の料金プランよりも引き下げたことで、既に「BASE」を利用している加盟店は、ショップの売上規模が月商17万円を超えると従来の料金プランよりも手数料を抑えられることになり、その分の費用を商品の開発や販促、仕入れなどに還元できるとしている。

■MonotaRO <3064>  2,891円  +23 円 (+0.8%)  本日終値
 MonotaRO<3064>が11日続伸。29日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。上限を3万5200株(発行済み株数の0.00%)、または1億1968万円としており、取得期間は4月1日から4月8日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を目的としているという。


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