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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エンビプロ、あすか薬HD、リニカル (28日大引け後 発表分)

エンビプロ <日足> 「株探」多機能チャートより

 28日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エンビプロ <5698>   ★今期最高益予想を上方修正、株式分割と配当実質増額も発表
 ◆22年6月期の連結経常利益を従来予想の28.5億円→32億円に12.3%上方修正。増益率が13.6%増→27.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。金属スクラップ価格の上昇が追い風となるほか、リチウムイオン電池リサイクル事業における取扱量の増加が寄与する。持ち分法投資利益が想定より増えることも利益を押し上げる。
  同時に、4月19日時点の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。併せて、期末一括配当を従来計画の33円→23円(前期は25円)に修正した。実質39.4%の増額となる。

 リニカル <2183>   ★今期営業を33%上方修正
 ◆22年3月期の連結営業利益を従来予想の6.8億円→9億円に32.7%上方修正。増益率が50.8%増→2.0倍に拡大する見通しとなった。コロナ禍の影響から早期に経済活動が回復した欧州と米国で大型案件など想定を上回る新規受注を獲得したほか、受注残高の着実な消化や原価削減で国内の利益が改善することが要因。為替の円安進行もプラスに働く。

 エスイー <3423> [JQ]  ★今期最終を35%上方修正、25期ぶり最高益更新へ
 ◆22年3月期の連結最終利益を従来予想の11.2億円→15.2億円に35.2%上方修正。増益率が78.3%増→2.4倍に拡大し、25期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国土強靭化の対応や高速道路リニューアル関連工事による建設用資機材の製造・販売分野での好調が続くなか、原材料価格上昇の影響が想定を下回ることに加え、コロナ禍での経費抑制が寄与する。投資有価証券売却益2.4億円を計上することも最終利益を押し上げる。

 フォーカス <4662>   ★今期配当を2円増額修正
 ◆22年3月期の年間配当を従来計画の25円→27円(前期は24円)に増額修正した。東証プライム市場への移行を記念し、2円の記念配当を実施する。

 あすか薬HD <4886>   ★今期経常を28%上方修正
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の36億円→46億円に27.8%上方修正。増益率が16.4%増→48.8%増に拡大する見通しとなった。医療用医薬品事業で他社供給問題に起因する代替需要が想定を上回ることに加え、動物用医薬品事業での飼料添加物などが堅調に推移していることが要因。 

 富士興 <5009>   ★今期最終を一転3.2倍増益に上方修正
 ◆22年3月期の連結最終利益を従来予想の4.3億円→20億円に4.7倍上方修正。従来の32.0%減益予想から一転して3.2倍増益見通しとなった。千葉県船橋市に保有する固定資産の売却に伴い、売却益17.7億円が発生することが最終利益を押し上げる。
  併せて、従来54円を計画していた今期の年間配当を未定に変更した。中期経営計画で目標に掲げる総還元性向100%を踏まえ配当を見直す。

 キッズSHD <7084> [東証M]  ★今期経常を一転2%増益に上方修正
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の8.2億円→10億円に22.0%上方修正。従来の16.6%減益予想から一転して1.7%増益見通しとなった。認可保育所、プレスクール、本社費用の見直しと効率的運営に徹底して取り組んだことが奏功したほか、保育所の感染拡大防止対策費用に対する補助金の受領も利益を押し上げる。

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