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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:シンプレクス、HIS、中外薬

HIS <日足> 「株探」多機能チャートより
■GAテクノ <3491>  898円  +149 円 (+19.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 GA technologies<3491>は一時150円高はストップ高となる899円まで買われた。17日の取引終了後、22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)の決算を発表。営業損益が前年同期から赤字幅縮小となる6億6900万円の赤字で着地したほか、売上収益が前年同期比67.9%増の173億3900万円と引き続き高い伸びを示しており、これを好感した買いが入っているようだ。主力のオンライン不動産取引マーケットプレイス「RENOSY(リノシー)」が好調で、シェア拡大に向けて人材や広告宣伝費を中心に積極的な成長投資を図った。会社側では計画通りの進捗としており、通期の売上高1100億円(前期853億8800万円)、営業損益5700万円の黒字(同3900万円の赤字)とする見通しを据え置いた。

■シンプレクス <4373>  1,879円  +129 円 (+7.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 シンプレクス・ホールディングス<4373>は大幅高で5日続伸。東京証券取引所が17日の取引終了後、同社株を18日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入っているようだ。また、日本証券金融も18日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■大紀アルミニウム工業所 <5702>  1,617円  +107 円 (+7.1%)  11:30現在
 大紀アルミニウム工業所<5702>は大幅続伸。アルミニウム2次合金のトップメーカーだが、アルミ市況の高騰を背景に同社の商機が高まっている。LMEアルミ価格は昨年12月以降一貫して上昇傾向を強めたが、今月4日に1トン=3849ドルの高値をつけた後は下落基調にあった。しかし、直近は再び上昇に転じた。17日は126ドル高の3384ドル50セントまで買われ下げ止まる動きをみせている。アルミ価格の動向と価格連動性の高い同社株も、きょうはマドを開けて買われる展開となっている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  2,158円  +77 円 (+3.7%)  11:30現在
 エイチ・アイ・エス<9603>は反発。同社は17日取引終了後、22年10月期第1四半期(11~1月)は92億9900万円の最終赤字(前年同期は82億8800万円の最終赤字)だったと発表したが、アク抜け感からの買いが優勢となっている。通期計画は新型コロナウイルス感染症による影響を現時点で合理的に算定することが困難であるとして、引き続き未定とした。固定資産売却益、投資有価証券売却益、及び新型コロナウイルス感染症の影響に伴う助成金収入により、48億3300万円の特別利益を計上した。また、貸倒引当金繰入額、臨時休業による損失の計上により、6億2800万円の特別損失を計上したとしている。

■中外製薬 <4519>  4,027円  +60 円 (+1.5%)  11:30現在
 中外製薬<4519>が4日続伸している。17日の取引終了後、米アレクシオン・ファーマスーティカルズ社(マサチューセッツ州)に対して提起していた特許権侵害訴訟について、同日付で和解契約を締結したと発表。これに伴い、一時金7億7500万ドルを22年12月期業績に計上する予定であることが好材料視されている。なお、業績への影響は現在精査中としている。

■オカモト <5122>  4,040円  +50 円 (+1.3%)  11:30現在
 オカモト<5122>が4日続伸している。17日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を40万株(発行済み株数の2.18%)、または20億円としており、取得期間は3月22日から12月31日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能とすることが目的としている。

■FRONTEO <2158>  2,010円  +6 円 (+0.3%)  11:30現在
 FRONTEO<2158>が5日続伸している。17日の取引終了後、自然言語処理AIエンジン「KIBIT(キビット)」を活用したビジネスデータ分析支援システム「Knowledge Probe」が、かんぽ生命保険<7181>に採用されたと発表しており、これが好材料視されている。かんぽ生命では、全国の郵便局やコールセンター、カスタマーサービスセンター、支店及びWEBサイトなどで月間約10万件の「お客さまの声」を受け付けているが、同システムの導入により「お客さまの声」のAIによる全件解析を実現し、早期提供や人による検知漏れリスクの低減を図ることで業務効率化と高度化を実現したという。また今後は、潜在期待発掘やCX(顧客体験価値)向上への活用も検討するとしている。

■トヨタ自動車 <7203>  2,012円  -24 円 (-1.2%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が強弱観対立のなかも売り優勢でスタート、2000円近辺で売り買いを交錯させている。株価は今月8日に1800円割れ目前まで水準を切り下げたが、その後は外国為替市場でのドル高・円安進行を追い風に戻り足を強めていた。ただ、半導体不足の影響に伴う自動車生産への影響を引き続き受けている状況にある。同社は17日に、4~6月のグローバル生産計画を発表、4月の生産台数は75万台程度(従来計画90万台)から下方修正した。これを受け、目先は上値を見込んだ投資資金の流入も限定的となっている。

■ピクセルカンパニーズ <2743>  55円  +13 円 (+31.0%)  11:30現在
 ピクセルカンパニーズ<2743>に買いが先行している。同社は17日、グループのピクセルソリューションズとともに、ブロックチェーンVR(仮想現実)空間「Decentraland」に、複合リゾート施設などを建設する「メタ・リゾートTOKYO(仮称)」開発プロジェクトのテストマーケティングを開始したと発表。これが材料視されているようだ。同社グループが構想する「メタ・リゾートTOKYO(仮称)」とは、NFTを活用したメタバース上で日本文化を全世界に発信するため、世界的に人気のVRプラットフォーム「Decentraland」に東京をイメージした仮想空間に複合リゾート施設などを建設し、新たな雇用と経済活動を生み出すことを目指す開発プロジェクト。同プロジェクトの本格的な開発を前に、このほどテストマーケティングを兼ねた試みとしてグループのメタバース支店「PIXEL Decentraland Branch(仮称)」を開設したという。

■レナサイエンス <4889>  498円  +80 円 (+19.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 レナサイエンス<4889>がストップ高の498円水準でカイ気配となっている。17日の取引終了後、東京医科歯科大学病院と共同研究契約を締結したと発表しており、これが好材料視されている。米国ノースウェスタン大学との共同研究から、同社が開発したPAI-1阻害薬RS5614がFGF23関連性低リン血症性くる病の治療薬として有効であることを示唆する知見(非臨床試験)が得られたという。同社では今回の共同研究契約により、FGF23関連性低リン血症性くる病患者に対するRS5614の有効性及び安全性を探索する臨床研究を東京医科歯科大学病院と実施するとしている。なお、同件による22年3月期業績予想の変更はないとしている。

■Mマート <4380>  979円  +104 円 (+11.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 Mマート<4380>は寄り付きから大口の買いが入り、気配値のまま4ケタ大台まで浮上、一時値幅制限上限の1025円まで買われる人気となった。同社は業務用食材の企業間取引サイト「Mマート」を主力展開するが、コロナ禍にあっても業績はトップライン、利益ともに高成長路線を走っている。17日取引終了後に発表した22年1月期の業績予想は営業利益が前の期比52%増の2億7000万円と急拡大した。また、続く23年1月期は前期比26%増の3億4100万円を見込んでおり、大幅な利益成長を確保する見通し。更に好業績を背景に年間配当は前期実績に3円増配となる13円を計画しており、株主還元姿勢も評価されている。

■SKIYAKI <3995>  403円  +28 円 (+7.5%)  11:30現在
 SKIYAKI<3995>は大幅に3日続伸。同社は17日取引終了後、22年1月期の連結営業利益は9700万円(前の期比25.1%減)だったと発表した。23年1月期連結業績予想については、売上高24億5500万円、営業利益1億4000万円、純利益1億600万円と開示した。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。会計基準変更で単純な比較はできないものの、今期営業利益は前期に比べて増える見通しであり、これが好感されているもよう。前期はプラットフォーム事業で人員増及び昇給に伴う人件費増加に加え、アーティストの権利獲得のためのライセンス費用が発生したため、売上原価や販売費及び一般管理費が増加した。今期は売上高の増加に伴う決済代行会社向け回収手数料の増加、「Bitfan」の認知向上及びユーザー数増加を目的とした広告宣伝費の増加、人件費増加を含めた販売費及び一般管理費の増加を見込んでいるとした。

■ラストワンマイル <9252>  1,224円  +83 円 (+7.3%)  11:30現在
 ラストワンマイル<9252>が急反発している。17日の取引終了後、音声広告に関する新規特許を取得したと発表しており、これが好材料視されている。今回取得した特許は「会話時における広告ワードと感情推定を紐づけた課金機能」に関するもの。同社では、広告主が音声広告を出稿した際に、オペレーターが発する広告ワードに関連し受話者が広告主の期待した感情を引き起こされた際に、その感情と広告キーワードを紐づけて広告フィーを支払うようなプラットフォームに活用することを検討しているという。

■ACSL <6232>  1,759円  +117 円 (+7.1%)  11:30現在
 ACSL<6232>は5連騰。17日の取引終了後、日本初となる量産型物流専用ドローン「AirTruck(エアートラック)」の受注を開始したと発表しており、これが好感されている。AirTruckは、同社とエアロネクスト(東京都渋谷区)が共同で開発し、エアロネクストの機体構造設計技術4D GRAVITY搭載の用途特化型ドローンで、ペイロード5キロ、レベル3(無人地帯における目視外飛行)を遠隔操縦で実施可能などの特徴を持つ。これまでの実証実験により、ラストワンマイル配送における物流業界の課題を解決し、量産化に至ったとしている。またきょう午前、昨年12月に受注を開始した小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」の出荷を開始したと発表。SOTENは、既に初期ロットの600台を超える受注があり、追加生産も決めたとしている。

■ピアラ <7044>  572円  +33 円 (+6.1%)  11:30現在
 ピアラ<7044>は大幅高で4日続伸している。午前9時ごろ、エンターテインメントDX事業の更なる成長のために「クリエイター育成支援事業」を開始すると発表しており、これを好材料視する買いが入っている。同事業では、Pocochaや17LIVEなどさまざまなプラットフォームで活躍するクリエイターの育成支援を行う事務所である「Fairy」を設立。Fairyでは、男女ともに人気のあるタレント・モデルである明日花キララ氏と提携し、クリエイターとの各種企画を実施することで、認知や集客アップを促進する。また、ライブ配信のほかに、P2C(パーソンtoカスタマー)機能やNFTモールなどが搭載された独自の多機能プラットフォーム「サイバースター」(構築中)をオープンすることで、個々のクリエイターが持つさまざまな才能を生かしたビジネスをサポートするとしている。

●ストップ高銘柄
 フレクト <4414>  2,790円  +500 円 (+21.8%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 プロレド・パートナーズ <7034>  689円  -150 円 (-17.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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