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【市況】25日の株式相場見通し=下値を探る展開か、米株乱高下を受け思惑錯綜

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、主力株中心に売り買い交錯も、日経平均株価は下値を探る展開か。取引時間中は米株価指数先物やアジア株の動向を横目に上下に不安定な展開が想定される。足もと世界的に株式市場は波乱に見舞われている。前日は欧州株市場が軒並み急落したほか、米国株市場でも極めて値動きの荒い展開となった。25~26日の日程で行われるFOMCを目前にFRBの金融引き締めに対する警戒感に加え、緊迫化するウクライナ情勢を嫌気する形で売りがかさみ、NYダウは一時1100ドルを超える急落となった。ところが、その後は急速に下げ渋る動きを見せ、大引けは主要3指数ともにプラス圏に切り返す動きをみせている。リスク回避ムードは強いものの、下値では突っ込み警戒感からの空売り買い戻しが入り乱高下の様相を呈している。東京市場でも、FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見の内容を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせる一方、空売り筋のショートカバーが日経平均の動きに反映される可能性がある。

 24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比99ドル13セント高の3万4364ドル50セントと7日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同86.208ポイント高の1万3855.130だった。

 日程面では、きょうは経団連の労使フォーラム、12月の首都圏・近畿圏新規マンション販売、12月の全国スーパー売上高、12月の外食売上高など。海外では、10~12月の韓国GDP速報値、10~12月期の豪消費者物価指数(CPI)、1月の独Ifo企業景況感指数、11月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、1月の米消費者信頼感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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