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【材料】大泉製は切り返し急、業績増額余地と株式需給面での買い戻し圧力が株高演出

大泉製 <日足> 「株探」多機能チャートより
 大泉製作所<6618>は3日ぶりに大幅高で切り返しており、27日につけた戻り高値1120円奪回をうかがう動きとなっている。車載用やエアコン用を中心にサーミスタセンサーを主力展開しており、電気自動車(EV)向けでも着実に実績を重ね、今後の需要開拓に期待が大きい。高速通信規格5Gの普及が進むなか、改めて通信向けエレメント関連の受注獲得にも期待がかかる。半導体向け真空シールの世界トップメーカーで中国向け実績が高いフェローテックホールディングス<6890>が筆頭株主となったことによる業容拡大効果も見込まれている。22年3月期営業利益は前期比75%増の5億5000万円予想と急拡大を見込むが、中間期の同利益が4億円で着地していることから、通期も更なる上振れが期待できる状況にある。株式需給面では直近、証券会社を経由した貸株調達による空売り残高が大幅に増加していることで、その買い戻し圧力も働いている。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年12月30日 13時23分

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