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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 12月5日版

日経平均株価は週明け後に上昇開始か
1. 日経平均の12月は、10月までの安値を大きく下回る動きにならない
  日経平均株価は、9月から翌年1月までの安値を2月、3月に割れる場合、その年の深刻な景気悪化を示すサインとなって、たいていの場合、年明け後の通常国会で翌年度の予算とともに大規模な経済対策を決定するか、遅くても年内に補正予算で経済対策が実行されます。
 株価と経済対策の過去のパターンについては、筆者が2018年に出した「勝ち続ける投資家になるための株価予測の技術」で紹介しています。
 今回、この話題を出した理由は「年末から年明けにかけて、前年の安値を掘り下げる動きになりにくい」という日経平均株価の傾向を強調したかったからです。
 日経平均株価は、年初から4月、6月頃までの期間、積極的な取引が行われて、株価が上昇しやすくなっています。多くの市場参加者は、例年の資金の流れを理解しているので、4月、6月頃へ向けた上昇が始まる前に押し目を拾っていきます。
 日経平均株価の1年間の値動きは、おおざっぱに言えば「年間が弱気に推移する場合、4月、6月頃までに年間の最高値をつけて、10月頃までの時期にその年の下値の限界まで下降して、上昇を開始する」「年間が強気に推移する場合、6月頃までの時期に年の前半の最高値を確認して、10月頃までいったん上値重く推移した後、年末へ向けた上昇の流れへ入り、年の前半の高値を目指すか、年の前半の高値を大きく超える展開になる」というパターンとなっています。
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