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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、売り一服後は雇用統計にらみ


(14時40分現在)

S&P500先物      4,316.25(-17.75)
ナスダック100先物  14,580.00(-75.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は100ドル安。アジア株安の波及が予想され、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


5日の取引で主要3指数は急反発。ナスダックは前日比1%超切り返したほか、ダウは311ドル高の34314ドルで取引を終えた。この日発表された経済指標のうち、上方修正のサービス業PMIや堅調なISM非製造業景況感指数が減速懸念を弱めた。4日の大幅安で自律反発が見込まれたなか、景気敏感株を中心に買いが強まり指数を押し上げている。ただ、米10年債利回りが騰勢を強めており、ハイテク株は一段の上昇を抑制された。


本日は下げ渋りか。連邦債務上限に関する議会での協議が難航するほか、中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)への懸念も払しょくされず、投資家心理を圧迫しそうだ。一方、週末発表の雇用統計が注目され、今晩のADP統計で民間部門雇用者数が想定通り前回を上回れば引き締めを後押しする要因となる。長期金利は先高観が広がり、ハイテク株売りが強まれば相場の下げを主導しよう。ただ、雇用情勢を見極めようと、過度な売りは想定しにくい。

《TY》

 提供:フィスコ

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