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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):シマノ、ディーエヌエ、アルファクス

シマノ <日足> 「株探」多機能チャートより
■イチネンHD <9619>  1,329円  +35 円 (+2.7%)  本日終値
 イチネンホールディングス<9619>が4日続伸。9日の取引終了後、35万株(発行済み株数の1.42%)の自社株を9月24日付で消却すると発表。なお、消却後の発行済み株数は2426万2227株となる予定だ。

■シマノ <7309>  34,480円  +830 円 (+2.5%)  本日終値
 シマノ<7309>は反発。9日の取引終了後、33万株の自社株を10日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好感された。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,095円  +41 円 (+2.0%)  本日終値
 ディー・エヌ・エー<2432>が反発。SMBC日興証券が9日付で投資評価を「3」から「2」とし、目標株価を1700円から2500円へ引き上げた。同証券では、ライブストリーミング事業とスマホゲーム「ウマ娘プリティーダービー」ヒットによる持ち分法適用関連会社Cygamesの好調を反映し、22年3月期の営業利益予想を129億円から171億円へ、23年3月期を同132億円から163億円へ上方修正した。主力のゲーム事業で既存タイトルの収益減衰などの懸念があるが、好調なライブストリーミング事業によりカバーし、中期的安定成長の確度が増したと評価している。

■ナブテスコ <6268>  4,800円  +40 円 (+0.8%)  本日終値
 ナブテスコ<6268>は小反発。岩井コスモ証券は9日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を5500円から5700円に引き上げた。産業用ロボットの精密減速機や建設機械の走行ユニットなど主力製品の需要が回復。同社では21年12月通期の連結営業利益を290億円から330億円(前期比15.7%増)に増額修正したが、同証券では一段の増額が見込めるとみて同利益を350億円と予想。国土強靱化計画にも絡み建設機械関連の需要増にも期待している。

■鎌倉新書 <6184>  1,006円  -102 円 (-9.2%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 鎌倉新書<6184>が急反落。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算は、売上高17億9200万円(前年同期比29.3%増)、営業利益2億7300万円(前年同期8100万円の赤字)、最終利益1億8400万円(同7800万円の赤字)と営業損益が黒字転換したものの、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。度重なる緊急事態宣言の発動などで一部事業にコロナ禍の影響は残るものの、「遺産相続ガイド」の買収などでWeb集客の強化を行ったことが寄与し相続事業が好調に推移した。また、大手企業とのアライアンスとして第一生命、SMBCとの終活事業への取り組みが順調に進捗したことや、官民協働事業で80自治体と提携したことも寄与した。なお、22年1月期通期業績予想は、売上高40億9000万円(前期比26.3%増)、営業利益7億2000万円(同2.7倍)、最終利益5億円(同2.8倍)の従来見通しを据え置いている。

■シーイーシー <9692>  1,428円  -133 円 (-8.5%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 シーイーシー<9692>が大幅続落。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高224億4200万円(前年同期比8.6%減)、営業利益22億2000万円(同16.9%減)、純利益15億3600万円(同35.0%減)と2ケタ営業減益となった。デジタルトランスフォーメーション(DX)やIoT、クラウド分野における需要が活性化し受注残高は改善しているものの、前期における特需案件剥落の反動減の影響や、一部の事業領域でICT投資が回復途上にあることが響いた。また、一部顧客で発生した不採算案件も影響した。なお、22年1月期通期業績予想は、売上高500億円(前期比4.2%増)、営業利益52億円(同3.0%増)、純利益35億5000万円(同12.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■ニプロ <8086>  1,200円  -100 円 (-7.7%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 9日に発表した「300億円の新株予約権付社債を発行」が売り材料。
 300億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する。

■ラウンドワン <4680>  1,367円  -71 円 (-4.9%)  本日終値  東証1部 下落率10位
 ラウンドワン<4680>は続落。9日の取引終了後に発表した8月度売上高(速報)は既存店平常時(一昨年)対比37.6%減となった。緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の拡大により通常営業店舗数が減少したことが響いた。なお、9月に入って7日までの1週間の既存店売上高も軟調に推移しているという。

■日本鋳造 <5609>  1,000円  +137 円 (+15.9%) 一時ストップ高   本日終値
 日本鋳造<5609>が急騰。JFE系の鋳造専業メーカーで、低熱膨張合金の提供では30年以上の高い実績がある。9日取引終了後、宇宙での地球・天文観測衛星の軽量化を目的に2019年度から2年間にわたって進めてきたJAXAとの3Dプリンターによる低熱膨張合金の軽量化研究で基礎段階が完了したことを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。なお、同社は今後期待される3Dプリンター品の活用拡大に向け、3Dプリンター独自の機能を活用し、機械的特性や熱膨張率に関する傾斜機能材の開発にも着手していることもあわせて発表している。

■アルファクス <3814>  749円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 アルファクス・フード・システム<3814>が急騰。きょう午前10時ごろ、サイゼリヤ<7581>がアルファクスの配膳AIロボット「サービスショットα2号機」の実証実験を開始したと発表しており、今後の展開への期待が高まっているようだ。実証実験店は「サイゼリヤ台場フロンティアビル店」で、配膳や皿の回収(下げ膳)に関する運用について顧客や従業員の目線で確認し確立させ、店舗拡充していく予定。

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