【材料】ナカニシが4日ぶり反発、21年12月期業績予想の上方修正と自社株買い発表を好感
ナカニシ <日足> 「株探」多機能チャートより
政府による感染拡大防止助成金を背景にした国内需要の高まりは、助成金期限を迎える3月末で一服し、その後は需要の反動減が起きると想定していたが、一部助成金が延長されたことや感染防止に関する意識の高まりの影響を受けて、上期の国内販売が想定よりも堅調に推移したことが要因という。また、海外で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだ先進国を中心に需要が高い水準で推移し、新興国の需要も回復に転じたことも寄与する。
同時に、上限を60万株(発行済み株数の0.69%)、または12億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は8月16日から12月31日までで、株主への一層の利益還元と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。
出所:MINKABU PRESS