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【市況】【↓】日経平均 大引け| 小反落、様子見姿勢で方向感に欠ける展開 (6月11日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  29030.04
高値  29080.89(10:19)
安値  28839.54(09:35)
大引け 28948.73(前日比 -9.83 、 -0.03% )

売買高  12億2115万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆9082億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は前日比9円安と小反落、様子見姿勢で後場は膠着状態
 2.米5月CPIは上昇も米長期金利は低下しS&P500は最高値
 3.東京市場は、前日終値を挟んだ一進一退で方向感に欠ける展開
 4.米長期金利の低下を受け三菱UFJなどメガバンクが値を下げる
 5.個別株物色で中小型株は堅調、マザーズ指数は小幅だが5日続伸

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比19ドル高と4日ぶりに小反発した。5月の米消費者物価指数は市場予想を上回ったものの、長期金利の上昇にはつながらなかったことからハイテク株の一角が買われた。

 東京市場では、日経平均株価は小反落。様子見姿勢が強く、方向感に欠けるなか一進一退状態が続いた。

 10日に発表された米5月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る結果となったが、米国の緩和的な金融政策は変わらないとの見方から、米長期金利は低下しS&P500種指数は最高値を更新した。この流れのなか、東京市場では日経平均が値を上げてスタートした。しかし、2万9000円を超えた水準では売りに押されマイナス圏に下落。午前10時過ぎにかけ再びプラス圏に転じ一時120円を超す上昇となったが、上値では再度売りに押された。後場に入ってからは前日終値近辺での膠着状態。方向感に欠ける展開が続くなか結局、小幅安で取引を終えた。マザーズ指数は小幅ながら5日続伸した。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が安く、トヨタ自動車<7203>やルネサスエレクトロニクス<6723>が値を下げた。米金利低下を受け三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調。リクルートホールディングス<6098>やクボタ<6326>が売られた。
 半面、エーザイ<4523>が反発に転じたほか、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>が高い。東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体関連株がしっかり。シンバイオ製薬<4582>やエヌ・ピー・シー<6255>、JIG-SAW<3914>などの中小型株が買われた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、エムスリー <2413> 、中外薬 <4519> 、東エレク <8035> 、バンナムHD <7832> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約77円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、ファナック <6954> 、SBG <9984> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約59円。

 東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)医薬品、(3)電気・ガス業、(4)情報・通信業、(5)石油石炭製品。一方、下落率の上位5業種は(1)銀行業、(2)不動産業、(3)その他金融業、(4)機械、(5)非鉄金属。

■個別材料株

△夢みつけ隊 <2673> [JQ]
 東証が信用取引に関する臨時措置を解除。
△エムアップ <3661>
 SBI証券が投資判断を新規に「買い」でカバレッジ開始。
△F-ブレイン <3927> [東証M]
 5月売上高66.4%増。
△神島化 <4026> [東証2]
 22年4月期は営業利益23%増で6円増配を見込む。
△トビラシステ <4441>
 モバイル向け迷惑情報フィルタ牽引し上期18%営業増益。
△日本郵政 <6178>
 上限を2億7609万500株とする自社株を実施。
△酒井重 <6358>
 上限を13万株とする自社株買いを実施。
△アイモバイル <6535>
 21年7月期末に記念配当70円上乗せ。
△ツナグGHD <6551>
 企業と外国人材のマッチング強化を狙いGTNと業務提携。
△J・TEC <7774> [JQG]
 自家培養口腔粘膜上皮「オキュラル」の製造販売承認。

▼サムコ <6387>
 20年8月~21年4月期営業利益は35.3%減。
▼OSGコーポ <6757> [JQ]
 第1四半期8%営業減益。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アイモバイル <6535> 、(2)エムアップ <3661> 、(3)邦チタ <5727> 、(4)ラクスル <4384> 、(5)東京機 <6335> 、(6)ペッパー <3053> 、(7)SREHD <2980> 、(8)エーザイ <4523> 、(9)ノムラシス <3940> 、(10)NIPPO <1881> 。
 値下がり率上位10傑は(1)広済堂 <7868> 、(2)ジャムコ <7408> 、(3)鎌倉新書 <6184> 、(4)ラクーンHD <3031> 、(5)NCHD <6236> 、(6)ネオジャパン <3921> 、(7)リニカル <2183> 、(8)GMB <7214> 、(9)大庄 <9979> 、(10)北越工 <6364> 。

【大引け】

 日経平均は前日比9.83円(0.03%)安の2万8948.73円。TOPIXは前日比2.71(0.14%)安の1954.02。出来高は概算で12億2115万株。東証1部の値上がり銘柄数は709、値下がり銘柄数は1363となった。日経ジャスダック平均は3937.63円(2.97円安)。

[2021年6月11日]


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