市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:クルーズ、三菱UFJ、マザーズ指数

クルーズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■クルーズ <2138>  2,333円  +248 円 (+11.9%)  11:30現在
 クルーズ<2138>は大幅続伸している。18日の取引終了後、100%子会社Studio Zが、テレビアニメ「SHAMAN KING(シャーマンキング)」を題材とした初のスマートフォン向けアプリゲーム「SHAMAN KING ふんばりクロニクル」を21年内にリリースすると発表しており、これが好感されている。アニメ「SHAMAN KING」は、武井宏之氏によるシリーズ累計3800万部突破の大人気コミックス「SHAMAN KING」を原作とし、今年4月からテレビ東京系で放送中の完全新作テレビアニメ。同アニメの初のスマホゲームとなる「SHAMAN KING ふんばりクロニクル」は、「SHAMAN KING」の世界観を忠実に再現したハイクオリティ3Dグラフィックのバトルや、新感覚の「Mangatic(マンガチック)モード」でストーリーの追体験ができる機能を搭載。昔からのファンはもちろん、初めて「SHAMAN KING」に触れる人でもその世界に没入できる作品になっているという。なお、事前登録開始は7月を予定している。

■荏原実業 <6328>  5,850円  +320 円 (+5.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 荏原実業<6328>が大幅続伸し年初来高値を更新している。18日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■DIT <3916>  2,005円  +39 円 (+2.0%)  11:30現在
 デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>が続伸している。この日、アドバンスト・メディア<3773>が開発・販売する音声認識議事録作成プラットフォーム「AmiVoice スーパーミーティングメモ」の販売代理店契約を締結し、販売を開始したと発表しており、これが好材料視されている。「AmiVoice スーパーミーティングメモ」は、会議や打ち合わせの発言を音声認識で即時にテキスト化することで議事録作成の業務負担を軽減し、効率化を図るクラウド型議事録作成プラットフォームサービス。DITでは、既存顧客を中心に3年間で30件の販売を計画しており、業績への貢献が期待されている。

■三菱UFJ <8306>  635.5円  +8.9 円 (+1.4%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が全般地合い悪に抗し底堅さを発揮し、5日続伸と気を吐いている。前日の米国株市場では4月の米住宅着工件数が市場予想を下回ったことで景気回復期待が後退し、NYダウなど主要株指数が揃って下落した。同経済指標を背景として米10年債利回りも1.63%台に低下しており、ゴールドマン・サックス、JPモルガンなど大手金融株が軒並み売りに押される展開となった。東京市場でもその影響が波及する格好となっているが、同社株は直近発表された好決算などを材料に直近上げ足を強めており、株価指標面でも0.5倍弱のPBRや4%を超える高配当利回りが買いの根拠となっている。

■マネーフォワード <3994>  4,960円  +65 円 (+1.3%)  11:30現在
 日経平均株価は一時500円を超える下げで2万8000円台を割り込むなど、乱調な展開が続いているが、東証マザーズ市場は朝方安く始まるもその後は買い優勢の展開となり、マザーズ指数は前日に続きプラス圏推移となっている。5月に入ってからの急激な下げで、一部の個人投資家に追い証が発生するなどマザーズ市場の軟調ぶりも警戒されていたが、目先底入れムードも出始めている。時価総額上位の銘柄ではマネーフォワード<3994>、弁護士ドットコム<6027>、Appier Group<4180>、アンジェス<4563>、メドレー<4480>などが買われている。ただ戻り売り圧力も強く、個別株の上値も重い展開をみせているものが多い。

■日経レバ <1570>  14,930円  -440 円 (-2.9%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は急反落、一時600円を超える下げとなった。日経平均株価に連動するETFで、大きな特徴として変動率が日経平均の2倍に設定されている。全体相場は前日から先物主導で値動きが荒くなっており、日経レバもその動きに翻弄される形で乱高下している。個人投資家を中心とした短期資金の参戦も活発で、午前9時半現在、上場企業で売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>を30%強上回り、全市場を通じて1位となっている。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,450円  -197 円 (-2.3%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が反落。前日は日経平均が先物主導で大きく水準を切り上げるなか、指数寄与度の高い値がさ株として200円あまりの上昇をみせ、売買代金は東証1部で断トツとなった。しかし上値の重さも拭えず、きょうは戻り売りニーズの強さを改めて株価に反映させる形を強いられている。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が続落したが、米ハイテク株への投資を活発化させている同社株にはここ最近のナスダック市場の軟調な動きがネガティブ材料として働いている。

■エンビプロ <5698>  1,119円  +119 円 (+11.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 エンビプロ・ホールディングス<5698>は続急騰、東証1部値上がり率首位となる人気となった。建築廃材や配車などから集めた金属スクラップを選別して加工販売することを主力事業としている。資源リサイクルは取り扱い件数の増加や利益率改善で収益を押し上げ、前週末14日に発表した21年6月期第3四半期(20年7月~21年3月)決算は営業利益が前年同期比40%増の12億5000万円と急増した。21年6月期通期では前期比2.4倍の19億1800万円を予想している。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景に、成長分野としてリチウムイオン2次電池のリサイクル関連事業に注力しており、同事業を手掛ける連結子会社の減損損失計上及び第三者割当増資を引き受けるなど、将来に向けた戦略的な布石にも余念がない。

■アイリック <7325>  1,210円  +81 円 (+7.2%)  11:30現在
 アイリックコーポレーション<7325>が大幅続伸している。午前10時ごろ、100%子会社インフォディオが、独自開発の「スマートOCR」をメジャーアップデートし、「スマートOCR(AI-OCR)決算書基本パック」としてリリースしたと発表しており、これが好感されている。新製品「決算書基本パック」は、決算書によく見られる罫線のない帳票の読み取りを実現したほか、項目の位置が異なっていても高精度の読み取りを可能にするなど、従来のOCRでは苦手とされた決算書の読み取りを飛躍的に進化させたことが特徴。また、OCR処理後に自動で統一の勘定科目名へ集約する機能改修を行うなどし、決算書帳票のデータ登録実務の自動化支援を実現したという。

■Eストアー <4304>  1,995円  +131 円 (+7.0%)  11:30現在
 Eストアー<4304>が続急伸している。18日の取引終了後、上限を24万株(発行済み株数の4.79%)、または6億円とする自社株を25日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNET-3)で取得すると発表しており、これが好材料視されている。

■アールシーコア <7837>  841円  +55 円 (+7.0%)  11:30現在
 アールシーコア<7837>は大幅高で5日続伸し年初来高値を更新した。18日の取引終了後に発表した22年3月期連結業績予想で、売上高165億円(前期比4.5%増)、営業利益3億円(同黒字転換)、最終利益2億円(同)と黒字転換を見込み、年間配当予想を前期比15円増の35円としていることが好感されている。生活様式や価値観の多様化が進むことで、移住や住み替えなどの需要が増加しているほか、梺(ふもと)暮らしへの共感が広がっていることをビジネスチャンスととらえていることに加えて、大規模改修を機に改称した旗艦店「BESS MAGAMA」の営業再開が寄与する。なお、21年3月期決算は、売上高157億9000万円(前の期比10.4%減)、営業損益2億5200万円の赤字(前の期7000万円の黒字)、最終損益5億3400万円の赤字(同2300万円の黒字)だった。

■ジェイリース <7187>  1,148円  +57 円 (+5.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 ジェイリース<7187>は全体急落相場のなかで頑強ぶりを発揮し4連騰。家賃の債務保証ビジネスを展開するが、大都市圏で新契約数を伸ばし収益成長が続いている。19日取引終了後、高松エステート(東京都千代田区)と業務提携し、保証サービスのワンストップ提供を開始することを発表した。株価は10日に発表された好決算を受けて、前日までの5営業日で30%以上も水準を切り上げていたが、提携による今後の業容拡大を見込み、目先利益確定の売りを吸収している。

■ハークスレイ <7561>  943円  +43 円 (+4.8%)  11:30現在
 ハークスレイ<7561>が大幅反発し年初来高値を更新している。18日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げ株式の流動性を高めることで、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としているという。

■アートSHD <3663>  3,150円  +100 円 (+3.3%)  11:30現在
 アートスパークホールディングス<3663>が全般乱調相場のなかも我が道を行く展開で続急伸。3200円台を回復し5月12日に上ヒゲでつけた年初来高値3305円奪回も視野に入れている。車載向けやデジタル機器向けソフト開発を手掛けるが、UI(ユーザーインターフェース)開発ソリューションを提供し、自動運転関連株の一角に位置する。また、最近はグラフィック分野のクリエーター向けイラスト制作ソフトが好調な収益に反映されている。今月7日に発表された21年12月期第1四半期(1~3月)の営業利益は4億2100万円で、これは前年同期比で約3倍の水準となる。対通期進捗率の高さから、業績上方修正への期待が高まっている。

■NTTDイン <3850>  2,840円  +56 円 (+2.0%)  11:30現在
 エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>は続伸している。18日の取引終了後、同社のWebシステム構築のための商用フレームワーク製品「intra-mart」が、不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)のワークフロー基盤および社内システムのプラットフォームとして採用されたと発表しており、これが好感されている。内製化を踏まえたローコード開発が可能であることや、ワークフローなど単体製品ではなくさまざまな機能を標準装備したプラットフォームであること、他のシステムとの連携が容易であることなどが評価されたとしている。

●ストップ高銘柄
 ジー・スリー <3647>  556円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 和心 <9271>  576円  +80 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均