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【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、豪中銀議事要旨や雇用統計に注目


■伸び悩み、株安でリスク回避的な売り強まる

今週の豪ドル・円は伸び悩み。供給不安による原油高や米国の4月消費者物価指数の伸び急拡大を受けて、高インフレへの懸念から世界的に株安が広がり、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢になった。豪政府が示した来年度予算案は景気支援のため大型で、財政赤字の想定が予想を上回り、格付け引き下げ観測が浮上したことも嫌気されたようだ。取引レンジ:84円30銭-85円80銭。

■弱含みか、豪中銀議事要旨や雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の5月理事会議事要旨では、金融緩和政策の長期継続の方針が再確認されそうだ。そのため、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは抑制される見込み。なお、5月20日発表の4月雇用統計で失業率が上昇していた場合、豪ドル売り材料となるため、注意が必要。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:豪準備銀行5月理事会議事要旨
・20日:4月雇用統計(3月:失業率5.6%、雇用者数増減+7.07万人)

予想レンジ:83円50銭-86円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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