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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ラクス、ケアネット、シチズン

ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより
■品川リフラクトリーズ <5351>  3,525円  +420 円 (+13.5%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常は9%増益、80円増配へ」が好感された。
 品川リフラクトリーズ <5351> が5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比16.5%減の82.2億円になったが、22年3月期は前期比9.5%増の90億円に伸びる見通しとなった。
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■ラクス <3923>  2,035円  +235 円 (+13.1%)  本日終値
 13日に決算を発表。「前期経常は3.3倍増で上振れ着地・2期ぶり最高益・1-3月期(4Q)経常は4.1倍増益、今期業績は非開示、0.15円増配へ」が好感された。
 ラクス <3923> が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比3.3倍の38.8億円に急拡大し、従来予想の36.1億円を上回って着地。2期ぶりに過去最高益を更新した。10期連続増収となった。なお、22年3月期の業績見通しについては配当(1.9円)以外は開示しなかった。
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■ケアネット <2150>  5,190円  +570 円 (+12.3%) 一時ストップ高   本日終値
 ケアネット<2150>が続急伸し一時、ストップ高の5320円に買われる場面があった。13日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を60億円から76億6400万円(前期比44.5%増)へ、営業利益を17億円から22億1100万円(同46.4%増)へ、純利益を10億6600万円から14億円(同71.7%増)へ上方修正したことが好感された。従来予想では新型コロナウイルスの影響により、製薬企業からの受注動向に不確定な部分があったために慎重な予想としていたが、既存取引先からの受注の確定が増えたことや、新規取引先が増加したことから、予想を引き上げたとしている。なお、同時に発表した第1四半期(1~3月)決算は、売上高20億5800万円(前年同期比2.5倍)、営業利益8億4900万円(同4.5倍)、純利益5億8700万円(前年同期400万円の黒字)だった。

■シチズン時計 <7762>  403円  +39 円 (+10.7%)  本日終値
 シチズン時計<7762>がカイ気配で始まり5日・25日・75日移動平均線が収れんする370円台に再浮上してきた。同社が13日取引終了後に発表した21年3月期決算は、インバウンド需要の剥落が響いて営業損益段階で95億5100万円の赤字となったが、コロナ禍で業績悪については株価に織り込みが進んでいたほか、従来計画よりは赤字幅が減少しての着地となった。続く22年3月期は営業損益が100億円の黒字と急回復を見込む。年間配当も21年3月期は前の期比7円減配となる5円としたが、22年3月期は業績の改善を背景に前期実績比9円増配の14円を計画するなど株主還元に積極的な姿勢をみせており、これを評価する買いを誘導した。

■Jトラスト <8508>  350円  +32 円 (+10.1%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期税引き前を3.5倍上方修正」が好感された。
 Jトラスト <8508> [東証2] が5月13日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比28倍の62.1億円に急拡大した。併せて、通期の同損益を従来予想の23.4億円の黒字→82.5億円の黒字(前期は29.7億円の赤字)に3.5倍上方修正した。
  ⇒⇒Jトラストの詳しい業績推移表を見る

■ユーザーローカル <3984>  4,425円  +400 円 (+9.9%)  本日終値
 ユーザーローカル<3984>は急反発。13日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図るのが狙い。効力発生日は7月1日。

■ジーテクト <5970>  1,549円  +138 円 (+9.8%)  本日終値
 ジーテクト<5970>は4日ぶり急反騰。前日までの3営業日は全体相場急落の影響を受けたが下げ幅は限定的で、逆にきょうは一時10%を超える上昇となった。ホンダ系の自動車部品メーカーで自動車の骨格部分を担うプレス部品などを主力に手掛けている。13日取引終了後に発表した21年3月期の経常利益は前の期比1%減の86億5300万円とわずかに減益となったが、従来計画の57億円から30億円近くも上振れて着地した。更に22年3月期の同利益予想は前期比40%増の121億円を見込んでおり、これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。好業績を背景に年間配当は前期実績の50円に対し6円増配となる56円を計画しており、配当利回りはきょうの株価急騰後でも3.6%前後と高い。

■大日本印刷 <7912>  2,319円  +201 円 (+9.5%)  本日終値
 大日本印刷<7912>が急騰。株価は前日に比べ9%超高に買われた。前日取引終了後に決算発表を行うとともに、自社株買いと自己株消却を発表したことで株式需給好転への期待が膨らんだ。21年3月期の連結営業利益は前の期比12.0%減の495億2900万円となった。ただ、従来予想の400億円から上振れて着地した。22年3月期の同利益は前期比15.1%増の570億円と2ケタ増益の予想。情報コミュニケーション部門やエレクトロニクス部門などの成長を見込んでいる。同時に、発行済み株式数の6.05%に相当する1700万株、300億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は5月14日から12月20日まで。更に700万株(消却前発行済み株式総数の2.16%)を5月24日に消却する。

■カルタHD <3688>  1,545円  +133 円 (+9.4%)  本日終値
 13日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は68%増益で着地」が好感された。
 CARTA HOLDINGS <3688> が5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比67.6%増の19.8億円に拡大し、通期計画の37億円に対する進捗率は53.7%に達し、さらに前年同期の35.6%も上回った。
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■アンビスHD <7071>  6,350円  +530 円 (+9.1%)  本日終値
 13日に決算を発表。「上期経常が64%増益で着地・1-3月期も58%増益」が好感された。
 アンビスホールディングス <7071> [JQ] が5月13日大引け後(16:00)に決算を発表。21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比63.6%増の15.7億円に拡大した。
  ⇒⇒アンビスHDの詳しい業績推移表を見る

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