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【材料】東洋紡は一段高、前期経常益は上振れ着地で今期は6%増益へ

東洋紡 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東洋紡<3101>が後場一段高となっている。同社はきょう午後1時頃に、21年3月期通期の連結決算を発表。売上高は前の期比0.6%減の3374億600万円(従来予想は3350億円)、経常利益は同14.8%増の207億600万円(従来予想は160億円)となった。工業用フィルムの売り上げが堅調に推移したほか、PCR関連の検査用原料や研究用試薬の販売が伸びたことなどが寄与した。

 あわせて公表した22年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比6.7%増の3600億円、経常利益が同6.2%増の220億円を見込む。PCR検査用試薬や遺伝子検査装置の提供に注力するほか、情報機器需要に対応するためセラミックコンデンサ用離型フィルム「コスモピール」や液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」の増産を計画している

出所:MINKABU PRESS

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