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【材料】<動意株・23日>(前引け)=理経、サノヤスHD、ハブ

理経 <日足> 「株探」多機能チャートより
 理経<8226>=急伸。22日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を99億3300万円から100億8000万円(前期比1.9%減)へ、営業損益を5100万円の赤字から1億4000万円の黒字(同2.6倍)へ、最終損益を1億3400万円の赤字から9000万円の黒字(同2.2倍)へ上方修正したことが好感されている。システムソリューションで大学官公庁向けシステム、製造業向け3次元CAD及び民間向けVR案件が増加しているほか、ネットワークソリューションで映像配信システム案件が増加する見込みであることが要因。また、電子部品及び機器で導電性樹脂接着剤案件が増加する見込みであることも寄与する。

 サノヤスホールディングス<7022>=動意。3月初旬から継続的な買いが流入しており日足陽線が多い。22日に提出された大量保有報告では三井住友銀行が政策投資目的で同社株の4.34%を保有しているほか、SMBC日興証券が0.89%保有していることが分かった。またサノヤスHDは同日、これまで未定だった21年3月期の年間配当を前期実績と並びの5円とすることを発表した。今期は業績悪で配当についても不透明だったが、5円配当の継続で買い安心感を呼んでいる。配当利回りは前日終値換算で3%を超えている。

 ハブ<3030>=ポジティブサプライズでカイ気配。同社は22日取引終了後、SNSの草分けでスマートフォンゲームなどを展開するミクシィ<2121>と資本・業務提携することを発表、これがポジティブサプライズとなった。ミクシィが約10億円の第三者割当増資を引き受け、ハブの筆頭株主となる。また業務面では、ミクシィは強みとするスポーツ関連のコンテンツ拡充に取り組んでいるが、英国風居酒屋を展開しているハブは店内でスポーツ番組を配信していることから、その顧客基盤を生かし集客力を高める計画にある。なお、同日に非開示だったハブの21年2月期業績予想も発表されたが、営業損益が15億7000万円の赤字(前期実績は7億1000万円の黒字)となったもよう。コロナ禍で今期業績悪については織り込みが進んでいた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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