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【材料】ファストリは売り先行、機関投資家の株式吸い上げ続き前日まで9連騰

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ファーストリテイリング<9983>は売りに押される展開で始まった。前日まで9連騰と一貫した上昇トレンドを形成し、日経平均寄与度の高い銘柄として指数押し上げ効果をもたらしていたが、きょうは取引開始直後の段階で全体軟調地合いを助長する方向に働いている。前日は終値ベースで4700円高に買われ、日経平均を約170円も押し上げた。前日の日経平均株価は56円安だったが、仮にファストリを除いた場合は230円近く下落していたことになる。同社はコロナ禍にあって業績面では逆風が強いものの、今週に入って株価を初の10万円大台に乗せ上場来高値圏を走っていた。日銀のETF買いや指数連動型ファンドなど機関投資家の運用戦略上の理由から株式の吸い上げが続き、品薄感が強い。これが同社株のボラティリティを高めるとともに、全体指数にイレギュラーな影響を与えている。

出所:MINKABU PRESS

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