【特集】「サイバーセキュリティ」が5位、DX時代の到来で対策待ったなし<注目テーマ>
サイバーセキ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 デジタルトランスフォーメーション
2 半導体
3 テレワーク
4 5G
5 サイバーセキュリティ
6 コロナウイルス
7 人工知能
8 SaaS
9 半導体製造装置
10 グローバルニッチ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サイバーセキュリティ 」が5位となっている。
コロナ禍をきっかけに、社会のあらゆる分野でデジタルシフトが進んでいる。この流れは、新型コロナウイルスの感染収束後も止まることはなく、更に加速していくことが予想される。日本は世界の主要国と比べ相対的にデジタル化で出遅れていると言われるが、それはむしろ伸びしろが大きいとも捉えることができ、社会変革を一気に前進させるチャンスにもなる。
こうしたなか、対策が急務となっているのがサイバーセキュリティ だ。今後、社会のデジタルシフトが進めば進むほどサイバー攻撃を受けたときの被害はより深刻なものになり、一段とネット空間のセキュリティ強化に対する重要性は高まっていく。デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に必要不可欠な分野であり、関連株にも期待ができそうだ。中心的な銘柄としては、サイバーセキュリティクラウド<4493>やソリトンシステムズ<3040>、FFRIセキュリティ<3692>、セキュアヴェイル<3042>、セグエグループ<3968>など。フーバーブレイン<3927>やテリロジー<3356>、アズジェント<4288>なども関連株として挙げられる。
ここ最近、ナスダックを筆頭にグロース株優位の展開が続き米テスラのような過熱気味の銘柄も出てきたが、こういう時こそ改めて業績面を意識した銘柄選びを心掛けたい。その観点から、通期予想で営業2ケタ増となっているSBテクノロジー<4726>やデジタルアーツ<2326>、ラック<3857>、デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>などに注目。また、自動通訳機「ポケトーク」を手掛けるソースネクスト<4344>も業績堅調なサイバーセキュリティ関連株として要マークだ。
出所:MINKABU PRESS