【市況】株価指数先物【寄り前コメント】日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショートの売買に向かわせよう
大阪9月限ナイトセッション
日経225 22750 -10 (-0.04%)
TOPIX 1577.0 ±0.0 (±0.00%)
CME先物 22735 -25
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
16日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数が下落。先週の新規失業保険申請件数が130万件と前の週から1万件の減少にとどまっており、回復の遅れが重荷となった。また、ハイテク株に利益確定の流れが続いているほか、テスラが3%近い下落となったこともセンチメントを冷ます形となった。
シカゴ先物清算値は大阪比25円安の2万2735円だった。日経225先物ナイトセッションは2万2720円と日中比40円安で始まり、その後2万2650円まで下げる場面がみられた。米国市場の開始前には2万2790円まで切り返したが、米国市場同様にこう着感が強まり、2万2750円を挟んで狭いレンジ取引が続き、2万2750円で取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、やや利食い優勢の展開から始まろう。米ハイテク株には利益確定の動きがみられたが、売り一巡後は引けにかけて上昇に転じている銘柄も目立っており、下値を売り込む流れにはならないだろう。一方で、テスラは3%近い下落で25日移動平均線を下回ってきている。来週の決算発表で黒字となればS&P組み入れの条件が整うこともあって押し目買い意欲は強そうだが、利食いも出やすいと考えられ方向感をつかみづらくさせよう。
NT倍率は先物中心限月で14.37まで低下する場面がみられている。終値は14.43だったが、5日移動平均線は14.44に位置しており、同線に上値を抑えられるようであれば、日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショートの売買に向かわせよう。
株探ニュース