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【材料】正栄食が反発スタート、上期経常は26%増益で計画上振れ着地

 正栄食品工業<8079>が3日ぶりに反発している。12日取引終了後に発表した20年10月期上期(19年11月~20年4月)の連結経常利益が前年同期比26.3%増の32億4000万円に伸び、従来予想の28億円を上回って着地したことが好材料視された。

 巣ごもり需要を背景に国内で菓子・リテール商品の販売が好調だったほか、輸入食材の採算が改善したことが寄与。米国部門における農園管理費用の低減やクルミ事業の生産性と歩留まりが向上したことも利益拡大につながった。インバウンドの減少や外出自粛による土産物や外食需要の低下といった新型コロナウイルスの影響を吸収し、大幅増益を達成したことが評価されたようだ。通期計画の43億円に対する進捗率は75.3%に達しており、業績上振れが視野に入っている。

出所:MINKABU PRESS

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