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【市況】株価指数先物【昼のコメント】2万3000円から下への仕掛けづらさを確認


 日経225先物は11時30分時点、前日比変わらずの2万3110円前後で推移している。シカゴ先物清算値(2万2890円)にサヤ寄せする形から売りが先行し、寄り付きは2万2890円で始まった。しかし、寄り付き直後に付けた2万2880円を安値にじりじりと切り返しており、現物市場の寄り付き後に2万3000円を回復。前引けにかけては2万3150円と前日比プラスに転じる場面もみられた。

 利食い先行で始まったが、米国市場では主要なハイテク株が上昇しており、この流れを引き継ぐ形となっている。昨日は弱い値動きだった東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> が堅調であり、日経平均を下支えする形である。また、グローベックスの米株先物ではNYダウが一時200ドルを超す上昇をみせていたことも、材料視されていた。

 前引けの TOPIXは0.07%と小幅下落であり、日銀のETF買い入れはないだろう。また、昨日はNT(日経平均÷TOPIX)上昇に対する修正の動きがみられたが、本日は寄り付き後の動きにより、日経平均が優位となっている。週末のメジャーSQを控え、ロールオーバーは順調であり、昨日の段階でピークを通過した可能性があろう。仕掛け的な動きが出やすい状況になりやすい面もあるが、寄り付きからの切り返しによって、2万3000円から下へは仕掛けづらいとみられる。

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