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【特集】ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (18)指数の動きを逆手に取った銘柄選びをやってみよう

個別銘柄の選別に指数・セクターの動きを反映させる
横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆市場波乱の時こそチェックしたい「株価注意報」

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 日本各地で新型コロナウイルスの感染が拡大しています。東京をはじめとする大都市圏を対象に外出の自粛などを要請する緊急事態宣言が20年4月7日に発令されました。世界的な感染の広がりを背景に企業業績の下振れ、そして消費マインドの低下による景気低迷が懸念される事態になっています。

  日経平均株価は3月19日に1万6358円で目先の安値をつけた後はリバウンド上昇に転じ、落ち着きを取り戻したようです。米国をはじめとした世界の株式市場もすでに大幅に株価が下落したことで、新型コロナウイルスという"未知の脅威"との遭遇によるダメージをだいぶ織り込んだようで、やはり一時の混乱は収まりつつあります。今後は、世界各国がどのような景気対策や金融政策を実施に移すことができるのかに注目が集まってくるのかもしれません。

 とはいえ、ニューヨークダウが1000ドル単位で動き、不安定な値動きが続くマーケットの状況を見れば見るほど、不安が高まってしまう人も多いかもしれません。こうした状況下では、どのような情報を参考にして銘柄を探せばよいのでしょうか?

 そこで今回は、株探の「株価注意報」の「本日の動向」を利用して銘柄を探すときにチェックしたい情報の見方について解説していきます。前回は「本日の動向」の「本日の活況銘柄」「本日の株価上昇率ランキング」「本日の株価下落率ランキング」「本日のストップ高銘柄」「本日のストップ安銘柄」「本日、昨年来高値を更新した銘柄」「本日、昨年来安値を更新した銘柄」の活用法について解説しました。今回は「日経平均の寄与度ランキング」「東証1部【業種別】騰落ランキング 」を用いて、株価指数やセクターの動きを逆手に取って銘柄選別に活かす方法を解説していきます。では、「日経平均の寄与度ランキング」からみていきましょう。

◆「日経平均の寄与度ランキング」、代表的指数を構成する225銘柄

 まずは各ページの上部にあるグローバルナビから「株価注意報」を選んでクリックします(図1参照)。表示された「株価注意報」のページの上部に「本日の動向」の項目があります。「本日の動向」のメニューの下方にある「日経平均の寄与度ランキング」をクリックしましょう(図2参照)。



図1 グローバルナビから「株価注意報」にアクセス
ゼロから始める「株探」株価注意報

図2 株価注意報「本日の動向」の「日経平均の寄与度ランキング」
ゼロから始める「株探」日経平均の寄与度ランキング

 日本の株式市場の動向を表す株価指数としては、 東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価などがあります。TOPIXは東証一部に上場する全銘柄を対象とした株価指数になります。一方、日経平均株価は、日本経済新聞社が東証一部に上場している企業の中から独自の基準で225銘柄を選定し、その225銘柄で構成された株価指数になります。

 日経平均株価に採用される225銘柄の選定は、株式市場での売買高や産業分類間のバランスなどさまざまな要因で決定されています。日本経済新聞社は原則として年1回、10月の第1営業日に構成銘柄を定期的に見直しているほか、採用銘柄の合併や倒産などがあった場合には臨時に銘柄の追加を行うこともあります。

 日本経済新聞社の日経平均プロファイルの「指数一覧」のホームページを見ると、たとえばソニー <6758> やトヨタ自動車 <7203> 、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> といった日本を代表する企業が225銘柄として選定されていることがわかります。  (参考)日経平均プロファイル

 日経平均株価はこれら225銘柄で構成されていますので、株価が上昇する場合も下落する場合も、それぞれの銘柄が指数の上昇もしくは下落に影響を及ぼしています。つまり、構成銘柄ごとに日経平均株価の値動きにどれだけ影響を及ぼしたのかを把握することもできるのです。この日経平均株価の値動きにどれだけ影響を及ぼしたのかをランキング形式で表したものが「日経平均の寄与度ランキング」になります。



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