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【注目】前週末31日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

M&Aキャピ <日足> 「株探」多機能チャートより

■M&Aキャピ <6080>  3,460円 (-700円、-16.8%) ストップ安

 東証1部の下落率トップ。M&Aキャピタルパートナーズ <6080> がストップ安の3460円に売られた。30日の取引終了後に発表した第1四半期(19年10-12月)連結決算が、売上高12億9500万円(前年同期比66.7%減)、営業利益1億1400万円(同94.2%減)、純利益1300万円(同99.0%減)と大幅な減益となり、好成長企業とのイメージが強かっただけにネガティブサプライズとなったようだ。成約件数が(同20.7%減)の23件にとどまり、かつ大型案件が9件から1件に減少したことが響いた。ただ、受託案件数(単体)は過去最高の274件(同22.3%増)と伸長しており、会社側では「通期業績予想の達成に向けては第2四半期以降で挽回できる」としている。なお、20年9月期通期業績予想は、売上高137億600万円(前期比8.9%増)、営業利益59億円(同0.8%増)、純利益40億5400万円(同3.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■マンダム <4917>  2,500円 (-317円、-11.3%)

 東証1部の下落率4位。マンダム <4917> が大幅に7日続落。同社が30日の取引終了後、20年3月期業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は850億円から815億円(前期比3.2%増)に見直したほか、営業利益は78億6000万円から56億5000万円(同20.8%減)、純利益は56億2000万円から41億5000万円(同18.4%減)に減額した。国内での男性事業「ギャツビー」ブランドの天候不順による夏シーズン品の苦戦と女性事業の「ビフェスタ」と「バリアペア」ブランドのインバウンド需要の落ち込みが響いた。アナリストからは「通期業績の未達は予想されていたが、減額幅は想定以上だった」との見方が出ている。

■リオン <6823>  3,205円 (-400円、-11.1%)

 東証1部の下落率5位。リオン <6823> が大幅3日続落。同社は30日大引け後に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.2%減の18.8億円となり、通期計画の29億円に対する進捗率は64.9%となり、5年平均の65.2%とほぼ同水準だったことが嫌気された。同時に、今期の年間配当を従来計画の40円→43円(前期は40円)に増額修正した。

■アルプスアル <6770>  2,002円 (-244円、-10.9%)

 東証1部の下落率6位。アルプスアルパイン <6770> が大幅3日続落。同社は30日大引け後に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比43.1%減の254億円に落ち込んだ。業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→30円(前期は50円)に減額修正した。

■日本トリム <6788>  4,375円 (-465円、-9.6%)

 東証1部の下落率8位。日本トリム <6788> が続急落。同社は30日大引け後に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5%増の18.4億円となったが、通期計画の25.3億円に対する進捗率は73.1%にとどまり、5年平均の82.1%も下回った。

■アイチコーポ <6345>  724円 (-69円、-8.7%)

 東証1部の下落率10位。アイチコーポレーション <6345> が大幅3日続落。30日大引け後に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.0%減の38.3億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の75億円→57億円(前期は73.9億円)に24.0%下方修正し、一転して22.9%減益見通しとなった。

※31日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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