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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):EMネットJ、レアジョブ、ブイキューブ

EMネットJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■イーエムネットジャパン <7036>  5,560円  +660 円 (+13.5%) 一時ストップ高   本日終値
 イーエムネットジャパン<7036>が続急伸。16日は第1四半期好決算を受けて大幅高したが、この日は午前11時ごろにLINE<3938>とSMB(中小企業)領域における戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の戦略的パートナーシップでは、LINEが運営するコミュニケーションアプリ「LINE」および「LINE」関連サービスを活用した各種法人向けサービス「LINE Biz-Solutions」のSMB領域におけるパートナーシップ強化を目的としたもの。今回の契約締結により、EMネットJはLINEから特別な支援体制や社員へのトレーニング、共同セミナー開催などの優先的な支援プログラムの提供を受け、LINEと協力して中小企業や地方企業を中心に広告のデジタルシフトを支援していくとしている。

■相模ゴム工業 <5194>  2,175円  +224 円 (+11.5%)  本日終値
 相模ゴム工業<5194>は3日ぶりに急反発、年初来高値を更新した。16日引け後に発表した20年3月期業績見通しでは、高付加価値品に移行している市場のニーズを取り込み、マレーシア工場のフル寄与もあって売上高が前期比5.5%増の66億円、営業利益が同7.0%増の12億円、最終利益が同44.6%増の8億円と増収増益を計画しており、これを評価する買いを呼び込んだ。

■レアジョブ <6096>  3,495円  +280 円 (+8.7%)  本日終値
 レアジョブ<6096>は前日にストップ高まで買われ、きょうもその勢いが継続。同社が15日に発表した20年3月期通期の連結業績見通しが引き続き材料視されたようだ。今期の売上高は前期比20.9%増の44億円と創業以来12期連続の増収、営業利益は同68.4%増の3億円と4期連続の増益を見込む。英会話学習ニーズが高まるなか、売り上げ拡大に向けて積極的な販売活動を行うほか、事業効率化や先行投資の回収フェーズ化など収益性の改善に取り組むとしている。

■リオン <6823>  2,060円  +119 円 (+6.1%)  本日終値
 リオン<6823>が大幅続伸。東海東京調査センターが16日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を2750円から2900円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。19年3月期は営業利益27億300万円(前の期比5.1%増)となったが、第4四半期(1~3月)は8億7000万円(前年同期比12.3%増)となり、2ケタ成長を達成。会社側では20年3月期の営業利益を28億円(同3.6%増)と計画するが、液中微粒子計測器「KS-19F」が生産能力を18年4月から従来比で5割増強していることなどから微粒子計測器の好調が続く見通しで、同センターでは10.2%営業増益を予想している。

■ブイキューブ <3681>  563円  +31 円 (+5.8%)  本日終値
 ブイキューブ<3681>が後場上げ幅を拡大し年初来高値を更新。この日、JR東日本<9020>が展開するSTATION WORK(シェアオフィス)に設置する個室ブースの筐体として、ワークボックス「テレキューブ」を提供すると発表しており、これを好感した買いが入った。「テレキューブ」はデスク、Wi-Fi、電源などを備えたワークボックス。JR立川駅のエキナカ商業施設「エキュート立川」3階に新たにオープンした「JJ+T」内のSTATION WORKに設置される。周囲の人に聞かれることなく電話やWeb会議ができるスペースとして、また、来訪者が空き時間を使って仕事ができるスペースとしての活用が予定されている。

■ぷらっとホーム <6836>  1,903円  +103 円 (+5.7%) 一時ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム<6836>が後場急伸。同社はきょう、自社の協業プログラム「IoTセンサー・デバイス パートナープログラム」に富士通<6702>が参加すると発表。「IoTセンサー・デバイス パートナープログラム」は、IoTシステムにおける「センサー」や「デバイス」と「IoTゲートウェイ」との間の連携を強化し、顧客に提供する製品やサービスの価値向上を目的とした協働プログラム。また、今回の協業と同時に、富士通の超薄型ビーコン製品「FUJITSU IoT Solution Battery-free Beacon PulsarGum」と、ぷらっとホームのIoTゲートウェイ製品「OpenBlocks IoT Family」とのコネクティビティを公式サポートした。

■バルクホールディングス <2467>  508円  +27 円 (+5.6%)  本日終値
 バルクホールディングス<2467>が5日ぶりに急反発。同社は16日取引終了後に、20年3月期通期の連結業績予想を公表。営業損益見通しを1億100万円の黒字(前期は3億8000万円の赤字)としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は23億9400万円(前期比2.3倍)を見込む。セキュリティー事業(情報セキュリティー規格コンサルティング)及びマーケティングリサーチ、セールスプロモーションのマーケティング事業が堅調に推移するとみているほか、新規事業のサイバーセキュリティー分野(トレーニング施設の販売やトレーニング、脆弱性診断などのソリューション)の売り上げが本格化すると予想している。

■フリージア・マクロス <6343>  122円  +6 円 (+5.2%)  本日終値
 フリージア・マクロス<6343>は堅調。16日の取引終了後、19年3月期末に有価証券評価損の戻入れ益1億9000万円が発生すると発表しており、これが好材料視された。なお、19年3月期決算への影響は現在精査中としている。

■エンビプロ <5698>  605円  +28 円 (+4.9%)  本日終値
 エンビプロ・ホールディングス<5698>が大幅反発。16日の取引終了後、子会社エコネコルが、日本国政府専用機「ボーイング747-400」2機を落札し、航空機のリユース・リサイクル事業へ進出すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社では、今後増加が予想される航空機の解体及びリサイクルを、グループの大型新規開拓事業と位置づけており、今回の落札をきっかけに技術、ノウハウ、市場の研究を開始するという。なお、19年6月期業績への影響は未定としている。

■日本通信 <9424>  109円  +5 円 (+4.8%)  本日終値
 日本通信<9424>が後場急伸。同社はきょう、米連邦通信委員会からCBRS(周波数免許不要の市民ブロードバンド無線サービス)の商用基地局に関する認可を取得したと発表。これが株価を刺激したようだ。CBRSは、世界で唯一、共有できる最大150メガヘルツ(3.55ギガヘルツ帯~3.70ギガヘルツ帯)という大きな帯域をノン・キャリアに割り当て、“シリコンバレー(スタートアップのハイテク企業)”が直接使えるようにした米国5G戦略の一部。同社は既に実験基地局の認可を昨年8月に取得し、技術的な実験を推進してきた経緯がある。今回取得した認可は、CBRSの商用サービスを認可日から2年の時限付きで認めるもので、この数カ月のうちに、全米で商用サービスが可能になる政府の最終承認が降りた時には、本格的な商用サービスにそのまま移行できるものだとしている。

■すてきナイスグループ <8089>  646円  -150 円 (-18.8%) ストップ安   本日終値
 すてきナイスグループ<8089>はストップ安。16日の取引終了後、金融商品取引法違反の容疑で証券取引等監視委員会および横浜地方検察庁により強制調査が実施されていることを正式発表しており、これを嫌気した売りが続いた。15年3月期の有価証券報告書の虚偽記載に関する疑い。会社側では、「関係当局の調査に誠実に協力し、事実関係が明らかになり次第、適宜適切に報告する」とのコメントを発表している。

●ストップ高銘柄
 グッドスピード <7676>  2,771円  +500 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値
 シンクレイヤ <1724>  864円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 地域新聞社 <2164>  901円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 Amazia <4424>  5,480円  +700 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値
 インパクト <6067>  5,600円  +705 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 すてきナイスグループ <8089>  646円  -150 円 (-18.8%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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