【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):クリエイト、アイエスビー、システムリサ
システムリサ <日足> 「株探」多機能チャートより
管工機材の卸売りなどを手掛けるクリエイト<3024>がストップ高。同社は3日、子会社のクリテックがこのほど、特定建設業の許可及び工事種類を追加取得したと発表。これにより、幅広い工事ニーズに応えることができるようになり、業績への寄与などが期待されているようだ。
■アイ・エス・ビー <9702> 2,330円 +244 円 (+11.7%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
アイ・エス・ビー<9702>が4日ぶり急反発。携帯電話向けで高実績を持つ通信ソフト開発会社で5G関連基地局に絡む案件が伸びている。きょう午後1時半からソフトバンクグループ<9984>とトヨタ自動車<7203>が共同記者会見を行うことを発表しており、自動運転車など移動サービス分野で協業するとみられている。その際5Gはインフラの側面から自動運転分野でも重要な役割を担うことが予想され、関連有力株として同社にも買いが集まった。前日に総務省主催でソフトバンクグループのほか、NTTドコモ<9437>、KDDI<9433>などの首脳が出席した5Gに関する公開討論が行われており、これも同関連銘柄の株価を刺激している側面もある。
■システムリサーチ <3771> 4,995円 +360 円 (+7.8%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
システムリサーチ<3771>が大幅高。同社はきょう、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)製品「UiPath」を提供している米UiPathの日本法人から、開発リソースパートナーに認定されたと発表。同社は今後の展開として、顧客が安心してRPAを導入できるよう、UiPath社の公式な認定制度であるUiPathアカデミー(RPA開発必須トレーニング認定資格)修了者の拡大による体制強化と、人工知能(AI)ソリューション事業との連携による高度な非定型業務の自動化を視野に入れ、サービスを拡充し提供するとしている。
■ブレクスルー <2464> 435円 +29 円 (+7.1%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
ビジネス・ブレークスルー<2464>が後場急騰。午後2時ごろ、子会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ(AJIS)が「平成30年度 国際バカロレアに関する国内推進体制の整備」事業を文部科学省より受託したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。政府は「日本再興戦略 -JAPAN is BACK-」において、国際的な教育プログラムである国際バカロレア(IB)認定校などの大幅な増加を目指す等の目標を設定し、IBの普及・拡大のための取り組みを推進。文科省でも今後の推進策として、同事業を立ち上げ、IB認定校・大学・企業などで構成する「文部科学省IB教育推進コンソーシアム」を創設している。今回の受託により、AJISはコンソーシアムの運営を行うほか、IB教育の効果に関する調査研究や、IB導入を検討する学校などへの支援などを行うことになる。事業実施期間は2018年度から22年度としている。
■JIG-SAW <3914> 3,400円 +215 円 (+6.8%) 本日終値
JIG-SAW<3914>が後場急伸。同社はきょう、中国最大のパブリッククラウド「Alibaba Cloud」を日本で提供しているSBクラウド(東京都港区)とビジネスパートナー契約を締結したと発表。同社はこの提携により、「Alibaba Cloud」をリセール(再販)から導入支援、フルマネージド運用保守までをワンストップでサポートすることが可能になる。
■クロスフォー <7810> 422円 +25 円 (+6.3%) 本日終値
クロスフォー<7810>は急伸。岩井コスモ証券は3日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は600円としている。同社は特許技術である「ダンシングストーン」を用いて国内向けジュエリー・アクセサリー製品や、海外向けパーツの製造販売を行っている。昨年7月にジャスダック市場に新規上場した。前期はテレビCMなど広告宣伝費の投入によるコスト増で減益決算となった。ただ、機械化したテニスブレスレットなど新たな商材の投入により収益は回復する見通し。ダンシングストーンの海外での拡販余地は大きいほか、新商材投入で収益の多様化も期待できる。18年7月期の連結営業利益は前の期比71%減の2億3400万円だったが、19年7月期は前期比2.1倍の5億円(会社予想3億5000万円)を見込んでいる。
■ベクター <2656> 444円 +23 円 (+5.5%) 本日終値
ベクター<2656>が続伸。3日の取引終了後、新作スマートフォンゲーム「幻想大陸エレストリア」の事前登録を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同タイトルは、台湾のアウル・メディア&エンタテインメント(台北新北市)が開発したスマートフォンゲーム「神殿戦記」をローカライズしたファンタジーRPGで、バラエティ豊かなキャラクターをはじめ、コンテンツや演出などによりユーザーからの支持を得ている人気タイトル。同社では事前登録に伴い、登録者数の数に応じてゲーム内でもらえる報酬がグレードアップしていくキャンペーンのほか、iPhone XSや各種ギフトコードが当たるリツイートキャンペーンを実施するとしている。
■システム情報 <3677> 1,623円 +66 円 (+4.2%) 本日終値
システム情報<3677>が続伸。午前11時ごろ、NTTデータ<9613>と販売特約店契約を締結し、NTTグループが開発した純国産RPAソリューション「WinActor(ウィンアクター)」の販売を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「WinActor」は、Excel、ブラウザ処理、個別の業務システムなどWindows端末から操作可能なあらゆるアプリケーションの操作をシナリオ化し、パソコン操作を「自動化」するソフトウェア型ロボット。パソコン操作を規定するためのシナリオの作成には、プログラミング知識や特殊な言語を習得する必要がないのが特徴という。また同社は、世界的なRPAソフトウェア企業である米ユーアイパス社と「開発リソースパートナープログラム」の契約を締結したと発表しており、これも好材料視されているようだ。日本国内におけるUiPath製品の急速な普及に伴い、顧客に向けた自動化シナリオ開発などの技術的なサポートを提供するとしている。
■ピクスタ <3416> 2,189円 +65 円 (+3.1%) 本日終値
ピクスタ<3416>が6日続伸し連日の年初来高値更新。この日正午ごろ、出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」のサービス提供エリアに秋田県、山形県、佐賀県、宮崎県の4県を追加し、全国47都道府県で出張撮影を依頼できるようになったと発表しており、これを好感された。「fotowa(フォトワ)」は、撮影してほしい人とカメラマンをつなぐ、個人向けの出張撮影プラットフォーム。マタニティや、ニューボーン(新生児)、お宮参り、誕生日、七五三、卒入園・卒入学、成人式、結婚式の前撮り・後撮り、長寿祝いなどのライフイベントで、fotowaに登録されたフォトグラファーのなかから、好みの作風のフォトグラファーを選んで出張撮影を頼むことができるという。
■C&R <4763> 1,266円 +35 円 (+2.8%) 本日終値
クリーク・アンド・リバー社<4763>が反発。この日、第2四半期累計(6~8月)決算の発表が予定されており、好決算を期待した買いが入った。同社では、第2四半期累計業績を売上高144億円(前年同期比1.6%増)、営業利益12億5000万円(同0.3%増)と予想しているが、第1四半期(3~5月)は売上高73億6600万円(同4.1%減)、営業利益7億7300万円(同1.7%増)で着地し、営業利益の進捗率は62%に及ぶ。戦略的に人員採用を行い販管費が膨らむ一方、制作スタジオで利益率の高い受託案件が増加しており、上期の計画上振れの思惑も働いたようだ。
●ストップ高銘柄
BBSec <4398> 3,350円 +502 円 (+17.6%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース