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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月29日記)


 日経平均株価は、6月12日高値の2万3011円を前に上値を抑えられたことで、5月から続く上値、下値を切り下げる流れを継続している可能性を残しました。

 弱気の展開なら、昨日の高値2万3006円が戻り高値となって、下降を開始する公算です。

 なお、本日以降、価格が上昇を開始して、昨日の陰線が、昨日だけの調整で終わる格好で上昇する場合、現在が勢いの強い上昇場面で、2万3006円がその通過点に過ぎないという見方になります。

 そうなると、今後は1月26日高値の2万4129円へ接近する程度まで上昇する可能性を考えておく必要が出てきます。

 現在の時期や、昨晩のNYダウの展開を考慮すると、強気継続にはならない公算です。

 昨日の陰線が1営業日だけの小幅調整という見方にならない場合、2万3006円は前述した戻り高値になるか、8月15日以降と同程度の調整のどちらかです。

 どちらの場合でも、本日は2万2700円程度か、それ以下までの下げ余地があると見ることができます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。

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