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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (7月11日記)


 日経平均株価の最近の反発は、下降途中の一時的な反発の振れ幅が大きくなった動きです。

 一気に上げ幅を拡大したため、上値を抑えられた地点が戻り高値になる可能性があります。

 本日、寄り付きが昨日の終値2万2196円以上でスタートするなら、昨日の足型での上ヒゲが上値を抑える格好にならず、そのまま上昇を継続する可能性が出てきます。

 本日の寄り付きが前日終値比マイナスから始まるなら、昨日の足型での上ヒゲが上値を抑えた格好になるので、昨日の高値2万2321円が戻り高値となって、本日以降、再び下げの流れへ入る可能性が出てきます。

 下降途中の一時的な反発という見方が正しければ、一気に上げた分だけ、一気に下げる公算です。

 7月5日以降の反発幅の大きさは、5日の安値2万1462円以下の下げ余地の大きさを示しています。

 目先の価格が一気に2万1462円を割れる展開になる場合、3月の安値2万0347円は、通過点となる可能性が大きくなります。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。

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