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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱UFJ、ライクKN、サムライJP

ライクKN <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイスタイル <3660>  1,222円  -49 円 (-3.9%)  本日終値
 アイスタイル<3660>が反落。ドイツ証券は14日、同社株の目標株価を1550円から1490円に引き下げた。レーティングは「ホールド」としている。同社は美容関連情報サイト「アットコスメ」を運営。同証券では、18年6月期の連結営業利益を20億円、19年6月期は23億円を見込むが、20年6月期は46億円と従来予想(54億円)から引き下げた。On Platform事業の業績予想などを引き下げたことが響いている。

■三菱UFJ <8306>  658.7円  -11.3 円 (-1.7%)  本日終値
 メガバンクが安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が値を下げた。欧州中央銀行(ECB)は14日の理事会で量的金融緩和の年内終了を決めると同時に来年夏まで利上げしない方針を明らかにした。これを受け、欧州金利先高観が後退し、米国長期金利も低下。長短金利の利ザヤ縮小観測からJPモルガン・チェースなど米大手銀行株が下落したことから、日本の大手銀行株も連動安する格好となった。

■伏木海陸運送 <9361>  1,933円  +400 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値
 伏木海陸運送<9361>がストップ高まで買い進まれたのをはじめ、兵機海運<9362>、リンコーコーポレーション<9355>、東海運<9380>、大運<9363>が大幅高となった。安倍晋三首相が拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談を可能な限り早期に実現する意向と伝えられるなか、交渉のなかでは日朝間の経済交流の正常化に向けた動きも検討課題となり、将来的には貿易の活発化が見込まれるとの思惑から、中国やロシアなどとの物流で実績のある海運、倉庫会社を中心に買い人気が集まったようだ。

■ライクキッズネクスト <6065>  1,400円  +245 円 (+21.2%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ライクキッズネクスト <6065> が急反発し、年初来高値を更新した。14日大引け後に発表した18年4月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の23.9億円に拡大し、従来予想の13億円を大幅に上回って着地したことが買い材料視された。認可保育園の開設時に営業外収益に計上する設備補助金が想定を大きく上回ったことが寄与。また、第1四半期に認可保育園における一時的な運営補助金の加算約2億円を計上したことも収益を押し上げた。同時に発表した19年4月期の同利益は前期比24.0%減の18.2億円に減る見通しとなった。

■ジャストプランニング <4287>  4,290円  +625 円 (+17.1%)  本日終値
 14日、ジャストプランニング <4287> [JQ]が7月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて決算を発表。19年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比11.8%減の9000万円で着地したが売り材料視されなかった。

■オービス <7827>  1,111円  +150 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値
 オービス<7827>がストップ高。同社は14日取引終了後に、18年10月期第2四半期累計(17年11月~18年4月)の単独経常損益が2000万円の黒字(前年同期比67.4%減)になったと発表。従来の2900万円の赤字予想から上振れし、通期計画の1100万円を超過したことが買い手掛かりとなったようだ。売上高は前年同期比3.2%増の43億6800万円(従来予想は42億6600万円)で着地。ハウス・エコ事業で工事ごとの原価管理の徹底を図り、売上総利益率が従来計画を2.1%上回ったことなどが利益面に寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■パシフィックネット <3021>  919円  +110 円 (+13.6%) 一時ストップ高   本日終値
 パシフィックネット<3021>が急騰。今日発売の「会社四季報夏号」(東洋経済新報社)で「東証1部への上場狙う」との記載があることが好材料視されたようだ。同社は、中古パソコンショップ「PCNET」を展開し、IT機器のLCM(導入・運用・廃棄のライフサイクル)サービスや、サイバーセキュリティーなどを手掛けている。18年5月期は会社側では営業利益2億1000万円(前期1600万円)を見込むが、同誌では同2億4000万円を見込んでおり、業績上振れへの期待も強まっているようだ。

■サムライJP <4764>  618円  +67 円 (+12.2%)  本日終値
 SAMURAI&J PARTNERS <4764> [JQG] が急反発。14日大引け後、シンガポールのNEW UNION INVESTMENTと業務提携に向けた基本合意を締結すると発表したことが買い材料視された。NEW UNION社は、アジアを中心に約25万人の会員数を誇るアジア最大級の貸付型クラウドファンディング事業会社。提携により、傘下のSAMURAI証券とNEW UNIONが持つ顧客ネットワークをはじめとした経営資源を融合させることで、クラウドファンディングだけでなく、投資銀行事業でもさらなる事業領域の拡大を目指していく。

●ストップ高銘柄
 エヌ・ピー・シー <6255>  438円  +80 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値
 ALBERT <3906>  6,760円  +1,000 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 アルファポリス <9467>  5,610円  +700 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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