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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):OLC、トヨタ、任天堂

OLC <日足> 「株探」多機能チャートより
■オリエンタルランド <4661>  11,960円  +290 円 (+2.5%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が反発。14日の取引終了後、東京ディズニーシー(TDS)を拡張すると発表ており、これを好材料視した買いが入った。約2500億円を投じてTDS開業以来最大の面積を拡張し、8番目のテーマポートを2022年をメドに開業するとしている。新たに開発する8番目のテーマポートは、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマに、ディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の世界を、新たに開発する4つのアトラクションなどで再現。また、パーク内に位置し、最上級ランクの部屋を有するディズニーホテルも新設する予定だ。なお、同社と米ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーとの間で締結しているライセンス契約について、現行では最長で46年までの契約期間だったが、最長で76年まで延長できる内容で合意したとあわせて発表した。

■トランコム <9058>  8,340円  +200 円 (+2.5%)  本日終値
 トランコム<9058>が反発。14日の取引終了後、丸和運輸機関<9090>と戦略的資本・業務提携すること基本合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携合意は、トランコムは丸和運輸機関が展開する各種物流事業を通じて事業の拡大強化につながる一方、丸和運輸機関にとっても既存の物流事業強化はもちろん、両社が取引をしているパートナー企業に対するサービス向上が図れると判断したためという。また、資本提携では9月末までにそれぞれ5億円を目安に相互に株式を取得する予定としている。

■オープンドア <3926>  2,034円  +47 円 (+2.4%)  本日終値
 オープンドア<3926>が反発。午後1時50分ごろ、国内日帰り旅行・体験・ホテルプラン比較サービスで、スターツ出版<7849>が運営する女性サイト「OZmall(オズモール)」との連携を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「OZmall」は、1996年に女性ライフスタイル誌「OZmagazine」のWEB版としてスタートした女性向けサイトで、独自の編集力を生かした特集記事や、ホテル・レストラン・ビューティサロン・ウエディング会場などの贅沢なプランがお得に予約できるサービスを掲載しているのが特徴。今回の連携により、有名ホテルのレストランが提供する2000件以上の食事プランをはじめ、日常的に利用できるプランや記念日プラン、手ぶらバーベキュー、ビアガーデンなどのプランも検索・比較することができるようになり、ユーザーの利便性向上への寄与が期待されている。

■トヨタ自動車 <7203>  7,562円  +133 円 (+1.8%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が反発。注目されたECB理事会は量的緩和の年内終了を発表する一方、来年夏まで利上げしない方針を示したことが対ユーロでのドル高を誘発、これがドル円相場にも波及して1ドル=110円台60銭近辺と円安傾向で推移している。同社は通期想定為替レートを1ドル=105円で設定しており、輸出採算改善期待が株価にプラスに働いた。一方、トランプ米政権の保護主義への懸念がくすぶるなか、上値に重さも意識される展開。

■任天堂 <7974>  37,760円  +630 円 (+1.7%)  本日終値
 任天堂<7974>が反発。米ロサンゼルスで開催中の世界最大のゲーム見本市「E3」でサプライズ発表がなかったことや、海外ファンドによる売り観測などで前日まで急落していたが、14日の取引終了後に提出された変更報告書で米ファンドのキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーなどが同社株の保有割合を9.44%から10.76%へと買い増したことが判明。需給への思惑から買い戻しの動きが強まったようだ。なお、保有目的は純投資で、報告発生義務発生日は6月7日としている。

■コーセー <4922>  25,760円  +230 円 (+0.9%)  本日終値
 コーセー<4922>が反発し、上場来高値を更新した。同社は14日、新たな価値創造を目的としてスタートアップ企業からアイデアや技術を募る、アクセラレータープログラムを業界で初めて実施すると発表。このプログラムは「コーセーとの共創における Innovation Program」と題し、来月30日まで特設サイトで、価値創造のパートナーとなるスタートアップ企業を募集。最終選考で採択された企業と連携し、事業化にむけた実証実験を進めるとしている。

■サイバネットシステム <4312>  943円  +8 円 (+0.9%)  本日終値
 サイバネットシステム<4312>は堅調な動き。14日の取引終了後、カナダのデータセキュリティービジネス分野大手のウィンマジック社のハードディスク暗号化製品「WinMagic SecureDoc」の販売を今月から開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。同製品は、Windows10の企業利用に適したハードディスク暗号化製品で、クライアントパソコンの起動制御、ハードディスク暗号化、外部メディアからの情報漏えい対策を1つのソフトウエアで実現したのが特徴。万一、パソコンが盗難・紛失しても、ハードディスクの中身を見ることができないうえ、利用者が暗号化を解除しようとしてもパスワードを求められるため、暗号化を解除することができないとしている。

■サンバイオ <4592>  3,255円  +20 円 (+0.6%)  本日終値
 サンバイオ<4592>はしっかり。この日、5月31日(米国時間)に行われたカリフォルニア州再生医療機構(CIRM)のイベントで、同社グループの再生細胞薬SB623に関する慢性期脳梗塞フェーズ1/2a試験(米国)が取り上げられたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。なお、SB623は現在、米国では、米国・カナダ地域における共同開発パートナーである大日本住友製薬<4506>とともに、慢性期脳梗塞を対象にフェーズ2b臨床試験を実施。また、サンバイオ単独では外傷性脳損傷を対象に日米グローバル・フェーズ2臨床試験を実施している。

■フジッコ <2908>  2,934円  +5 円 (+0.2%)  本日終値
 フジッコ<2908>が4日続伸。東海東京調査センターが14日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を3900円から4010円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、19年3月期の業績予想について、営業利益で56億円(前期比4.5%増、会社予想57億8000万円)を予想。ただ、「おばんざい小鉢」、プレーンタイプの「カスピ海ヨーグルト」、「ふりかけボトルタイプの塩こんぶ」の成長が期待されるとして、20年3月期以降も高成長・高収益の成長シナリオを想定し、売上高増加と営業利益率改善の継続を見込んでいる。

■ペッパーフードサービス <3053>  5,080円  -340 円 (-6.3%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 ペッパーフードサービス<3053>が急反落。14日の取引終了後に発表した5月度実績で、「いきなり!ステーキ」の既存店売上高が前年同月比9.8%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことで、成長減速への警戒感が強まったようだ。また、「ペッパーランチ」の既存店売上高は同2.6%減となり、今年に入って初の減少となったことも弱材料視されたようだ。

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