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【材料】ライオンは大幅反落、第1四半期営業利益69%営業増益も材料出尽くし感強まる

ライオン <日足> 「株探」多機能チャートより
 ライオン<4912>は大幅反落となっている。8日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高793億7300万円(前年同期比1.7%増)、営業利益112億1000万円(同69.5%増)、純利益92億5100万円(同2.0倍)と大幅増益となったが、3月下旬以降好決算期待で買われていただけに、目先の材料出尽くし感が強まっているようだ。

 国内でリビングケア分野で新しい生活習慣を提案する新製品を発売するなど、高付加価値品の売り上げが増加したことに加えて、海外向け2次電池用導電性カーボンや半導体搬送材料用導電樹脂が好調に推移。原材料価格の上昇などが利益を圧迫したが、台湾の土地売却益も貢献し大幅増益となった。

 なお、18年12月期通期業績予想は、売上高3550億円(前期比3.6%増)、営業利益330億円(同8.3%増)、純利益250億円(同19.7%増)の従来見通しを据え置いている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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