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【市況】明日の株式相場見通し=輸出関連株中心に買い継続、円安進行で警戒感和らぐ

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(25日)の東京株式市場は、外国為替市場での急激な円安・ドル高進行を追い風に引き続き輸出関連の主力銘柄を中心に買い優勢の推移となりそうだ。18年3月期決算と19年3月期業績見通しの発表が本格化するなかで、企業側が控えめな業績予想を明らかにし、それに市場がマイナス反応を示す“ガイダンスリスク”が懸念されていたが、このところの円安・ドル高進行で、警戒感が和らいでいるようだ。

 市場関係者からは「23日の米国では、米長期金利が3%に迫る上昇をみせ、日米金利差の拡大を見込んで、外国為替市場で円安・ドル高が急激に進行したものの、NYダウ平均株価が前週末比14ドル安と小幅安にとどまったこともあり、日経平均は大幅反発し、2月27日以来約2カ月ぶりの高値水準に浮上した。また、トヨタ自動車<7203>が終値で、心理的フシ目の7000円台を回復してきたことも明るい材料だ」との見方が出ていた。

 日程面では、クルーズ旅行に特化したオンライン旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」の運営などを手掛けるベストワンドットコム<6577>、ペット保険事業のアイペット損害保険<7323>の両社が東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほかに、9都県市首脳会議、2月の全産業活動指数、23日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、ASEAN首脳会議(28日まで)、北朝鮮人民革命軍創建記念日、北京国際自動車ショー(5月4日まで)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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