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【市況】【↑】日経平均 大引け| 小幅に3日続伸、日米首脳会談控え様子見ムード (4月17日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  21801.83
高値  21889.89(09:22)
安値  21772.42(10:50)
大引け 21847.59(前日比 +12.06 、 +0.06% )

売買高  13億5346万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1246億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は小幅に3日続伸、日米首脳会談控え様子見ムード
 2.円高に振れ主力株に買いが入りにくく、中小型株も安い
 3.輸出株見送られ、食品などディフェンシブ株の一角が堅調
 4.内需セクターでは銀行株が売りに押されTOPIXはマイナス圏着地
 5.値下がり銘柄数が1500弱と値上がり数を1000近く上回る

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは212ドル高と反発した。米英仏によるシリアへの軍事行動が終了したとの観測が強まったことで、地政学リスクが後退し買いが優勢となった。

 東京市場では、買い手控えムードのなか方向感の定まらない展開。日経平均株価は前日終値を挟んでの往来となり、大引けは小幅プラス圏で着地した。

 17日の東京市場は気迷い商状となり、狭いレンジを上下に行ったり来たりする動きとなった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が反発したものの、外国為替市場で1ドル=107円台を割り込む円高に振れたことで、主力輸出株を中心に手掛けにくい環境となった。日米首脳会談を前に貿易摩擦への懸念が全体相場の上値を重くしている。食品や小売の一角などディフェンシブ株に買いが入ったが、鉄鋼や機械株が軟調で、内需では銀行株などが売られ、全体地合いを悪くしている。東証1部の売買代金は盛り上がらず、日経平均はプラス圏で着地したもののTOPIXはマイナスだった。中小型株に値を下げるものが目立っており、値下がり銘柄数は1500弱と値上がりを1000銘柄近く上回っている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983>が堅調、武田薬品工業<4502>も買い優勢、明治ホールディングス<2269>も大きく上昇した。コーセー<4922>、花王<4452>なども上値を追った。キリン堂ホールディングス<3194>が急騰、古野電気<6814>も値を飛ばした。レノバ<9519>、サムティ<3244>が大幅高となり、東洋エンジニアリング<6330>も高い。ルネサスエレクトロニクス<6723>も物色人気となった。
 半面、小野薬品工業<4528>が大幅安、良品計画<7453>、日本電産<6594>も軟調。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも冴えない動き。TOKYO BASE<3415>が急落したほか、Gunosy<6047>も大幅安。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、東邦チタニウム<5727>などチタン株も大きく値を下げた。インフォテリア<3853>、北の達人コーポレーション<2930>も安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ユニファミマ <8028> 、ファナック <6954> 、武田 <4502> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約50円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はKDDI <9433> 、ソフトバンク <9984> 、ダイキン <6367> 、TDK <6762> 、協和キリン <4151> 。押し下げ効果は約15円。

 東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)食料品、(4)小売業、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)銀行業、(3)証券商品先物、(4)鉄鋼、(5)不動産業。

■個別材料株

△ルーデン <1400> [JQG]
 豪社と仮想通貨不動産決済などで提携。
△ビーロット <3452>
 人材関連やM&A関連を手掛ける子会社を設立。
△エディア <3935> [東証M]
 スマホ・ブラウザ向けゲーム「BALDR ACE」事前登録開始。
△ユーザベース <3966> [東証M]
 SMBC日興証券が目標株価を2630円へ引き上げ。
△マネフォ <3994> [東証M]
 第1四半期営業赤字が大幅に縮小。
△ストライク <6196>
 1→2の株式分割を実施。
△フロイント <6312> [JQ]
 いちよし証券がレーティングを「A」に引き上げ。
△ネクスG <6634> [JQ]
 12-2月期経常の黒字急浮上を引き続き好感。
△古野電 <6814>
 今期経常は8%増益へ。
△新日建物 <8893> [JQ]
 前期最終を55%上方修正。

▼ファステプ <2338> [東証2]
 香港仮想通貨取引所のトレード開始を延期。
▼小松ウオール <7949>
 前期経常を21%下方修正。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)キリン堂HD <3194> 、(2)古野電 <6814> 、(3)レノバ <9519> 、(4)エコス <7520> 、(5)サムティ <3244> 、(6)ビーロット <3452> 、(7)日置電機 <6866> 、(8)千代建 <6366> 、(9)オプトラン <6235> 、(10)enish <3667> 。
 値下がり率上位10傑は(1)T-BASE <3415> 、(2)小松ウオール <7949> 、(3)Gunosy <6047> 、(4)MDV <3902> 、(5)大阪チタ <5726> 、(6)邦チタ <5727> 、(7)ファマライズ <2796> 、(8)小野薬 <4528> 、(9)ポールHD <3657> 、(10)インフォテリ <3853> 。

【大引け】

 日経平均は前日比12.06円(0.06%)高の2万1847.59円。TOPIXは前日比6.24(0.36%)安の1729.98。出来高は概算で13億5346万株。東証1部の値上がり銘柄数は517、値下がり銘柄数は1497となった。日経ジャスダック平均は3882.14円(28.85円安)。

[2018年4月17日]

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