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【材料】スリー・ディー・マトリックス---TDM-812(siRNA核酸製剤)の医師主導治験と今後の動向

3DM <日足> 「株探」多機能チャートより

スリー・ディー・マトリックス<7777>は3月30日、同社ペプチドA6Kが用いられたTDM-812(siRNA核酸製剤)に関する国立がん研究センター中央病院の第1相医師主導治験が終了したと発表。

同治験では、転移・再発への標準的治療に抵抗性をもつ乳がんを対象とし、TDM-812の腫瘍内投与の安全性と忍容性の評価を行うことを目的としていた。また、探索的評価項目として乳がん患者に対する薬理効果の検証も実施された。

尚、同治験で確認された忍容性レベルを継続して検証するため、独立行政法人国立病院機構四国がんセンター及び国内主要病院と、現在の治験を継承して実施する方向で協議を開始している。

siRNAはがんの根本的な治療薬として期待されているが、生体内で容易に分解されてしまうため、分解から守り、がん細胞内に効率的に導入するための、DDS(ドラッグデリバリーシステム)が必要であるという。

同社はマサチューセッツ工科大学よりライセンスされたペプチドプラットフォーム技術を活用し、DDS分野を重点開発パイプラインと位置づけている。

《TN》

 提供:フィスコ

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