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【市況】NY株式:NYダウは19ドル高、ロシアの選挙干渉問題が上値抑える

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は19.01ドル高の25219.38、ナスダックは16.96ポイント安の7239.47で取引を終了した。朝方はアジア・欧州株がほぼ全面高となるも、1月輸入物価指数が予想を上振れたほか、連休を控えて利益確定の動きが広がり、もみ合う展開となった。2月ミシガン大学消費者マインド指数が予想外の大幅上昇となり、緩やかに上昇したものの、複数のロシア人及び企業が大統領選挙期間中にトランプ陣営への支援を目的とした選挙干渉の疑いで刑事訴追され、政権運営への先行き懸念から上げ幅を縮小した。セクター別では、食品・生活必需品小売や公益事業が上昇する一方で自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが下落した。



トランプ政権が鉄鋼とアルミの輸入を制限するため、広範囲にわたる関税と輸入割当制の導入を検討していることが明らかとなり、鉄鋼大手のUSスチール(X)やAKスチール(AKS)が大幅上昇。農業機械のディア(DE)は物流や供給網の遅れや障害が2-4月期に緩和されるとの見通しを示し、堅調推移。飲料メーカーのコカコーラ(KO)は決算内容が好感され、買われた。一方で、食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は決算内容が予想を下振れ、下落した。2月19日(月)はプレジデンツ・デーの祝日で米国株式相場は休場となる。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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