【特集】「サイバーセキュリティ」の注目度急上昇、国防の観点でも必須テーマに<注目テーマ>
NTTデータ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 仮想通貨
2 サイバーセキュリティ
3 人工知能
4 カジノ関連
5 情報セキュリティ
6 電気自動車関連
7 全固体電池
8 量子コンピューター
9 円高メリット
10 ブロックチェーン
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サイバーセキュリティ」が2位となっている。
あらゆるものがオンライン化され、我々の日常とネットの世界が融合するIoT時代の到来が本格化しつつある。つれて、我々のリアルな生活においてもサイバー犯罪に晒される可能性が一段と高まってきた。IoT時代はパソコンだけでなく、一般家庭の電化製品やオフィス機器などもオンライン化されることで、ウイルス感染による被害もねずみ算的に拡大していく危険性をはらむ。その対策が急務であることはいうまでもない。
近年は海外からの政府機関へのサイバー攻撃の件数が際立って増加傾向にあり、国防の観点から国を挙げたレベルでも喫緊の課題として対応が迫られる状況にある。さらに、直近では仮想通貨取引所大手のコインチェックが、同社が運営する「Coincheck」から約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が外部からの不正アクセスによって流出したことを公表、これがサイバーセキュリティ関連銘柄への投機資金流入を誘発したほか、警視庁がサイバー攻撃の不正プログラムなどを扱う闇サイト「ダークウェブ」に関し、初めて実態調査に乗り出す方針にあることなども関連銘柄の株価を刺激している。
同分野はNTTデータ<9613>を大御所的な存在として、関連銘柄も数多い。株価的に注目度が高いものでは、FFRI<3692>、ラック<3857>、セキュアヴェイル<3042>、テリロジー<3356>、セグエグループ<3968>、トレンドマイクロ<4704>、インテリジェント ウェイブ<4847>、ソースネクスト<4344>、デジタルアーツ<2326>、アイビーシー<3920>、アークン<3927>などが挙げられる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)