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【市況】NY株式:NYダウは41ドル高、決算評価もハイテク株に売りが広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は41.31ドル高の26252.12、ナスダックは45.23ポイント安の7415.06で取引を終了した。複数の主要企業決算が市場予想を上振れ、買いが先行。為替相場でドル安が進行したことが好感されたが、ハイテク株を中心に売りが広がり、上げ幅を縮小する展開となった。ダウは最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や運輸が下落した。

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)は2020年までの輸送能力の拡大を発表したが、更なる価格競争が懸念され、大幅下落。同業のデルタ航空(DAL)、サウスウエスト航空(LUV)、アメリカン航空(AAL)も軒並み下落した。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は変額年金保険の損失について米証券取引委員会(SEC)による調査を受けていることが明らかとなり、軟調推移。半導体のクアルコム(QCOM)は「iPhone」向け半導体の独占供給の為に、2016年までアップル(AAPL)へ報奨金を支払う契約を結んでいた問題で、欧州連合(EU)から12億ドルの制裁金を課され、売られた。一方で、長期金利の上昇でJPモルガン(JPM)やゴールドマンサックス(GS)などの金融関連企業が軒並み買われた。

JPモルガン(JPM)のダイモンCEO及び、ゴールドマンサックス(GS)のブランクファインCEOはトランプ政権の経済政策を高く評価し、更なる株価上昇に繋がるとの認識を示した。





Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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