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【通貨】東京為替:ドル・円は上げ渋り、111円付近は売り

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

今日の東京市場でドル・円は上げ渋り。ドルの買戻し基調に振れたが、111円付近では売りが強まり、上値が押さえられた。



米政府機関の一部閉鎖などへの懸念からドル売り先行。また、ユーロの地合いの強さが示されたことから、午前中の取引ではドルへの下押し圧力が強まり、ドル・円は
110円20銭まで弱含む場面があった。



その後、ユーロ・ドルは1.23ドル前半から失速し、ドル売りは後退。夕方にかけてはユーロの一段安や米10
年債利回りの持ち直しでドル買いが強まった。ただ、節目の111円付近の売り圧力に押され、ドルはやや値を下げた。



なお、ユーロ・円はユーロ・円は135円90銭まで上昇後は失速し、朝方付けた安値を下抜け135円26銭まで下落。また、ユーロ・ドルは3年超ぶりの高値となる
1.2323ドルまで強含んだが、その後は反落し1.2208ドルまで値を切り下げた。



・17時時点:ドル・円110円70-80銭、ユーロ・円135円20-30銭

・日経平均:始値23783.42円、高値23891.63円、安値23739.17円、終値23868.34円(前日比83.47円安)



【要人発言】

・コンスタンシオ欧州中銀(ECB)副総裁

「フォワードガイダンス変更は差し迫っていない」

「インフレは依然として期待を満たしていない」

「ユーロがファンダメンタルズを反映していないなら懸念」



【経済指標】

・日・11月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比+5.7%(予想:-1.4%、10月:+5.0%)



【今日の欧米市場の予定】

・19:00 ユーロ圏・12月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.4%、速報値:+1.4%)

・21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:+8.3%)

・23:15 米・12月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、11月:+0.2%)

・23:15 米・12月設備稼働率(予想:77.3%、11月:77.1%)

・24:00 米・1月NAHB住宅市場指数(予想:72、12月:74)

・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ予想)

・04:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

・05:00 エバンス米シカゴ連銀総裁とカプラン米ダラス連銀総裁が質疑応答(米経済情勢と金融政策)

・06:00 米・11月対米証券投資収支(10月:ネット長期有価証券+232億ドル)

・06:30 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(金融政策の伝達)

《MK》

 提供:フィスコ

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